2020.08.08

閑・感・観~寄稿コーナー~

島で暮らす(8)漁師の仕事は多岐にわたる(元田 禎) 

 ♪波の谷間に命の花が ふたつ並んで咲いている 兄弟船は親父のかたみ~ 演歌歌手、鳥羽一郎のヒット曲「兄弟船」が好きです。演歌はよう歌いませんが、あの迫力ある歌声を聴くと、「僕も漁師になったんじゃなぁ」って実感します。   漁師はきれい好きです。とりわけ、「命」である船のメンテナ…

2020.08.04

閑・感・観~寄稿コーナー~

土佐文旦の実がなった(山藤 廉)

 長崎のザボンそっくりの黄色い実をつける土佐の特産品「土佐文旦」。辞書には、ザボンと同じとあるので、同種の柑橘類なのだろうが、私は少し違うと感じている。ザボンの方が一回り大きく、皮も厚い。土佐文旦の普通サイズは直径10センチくらいか。  甘さは文旦の方だと思う。中でも「水晶文旦」…

2020.07.28

閑・感・観~寄稿コーナー~

出会いがあるテニスの楽しい仲間(内田 年男)

 テニスの指導者をしていて、良かったと思うことがある。それは指導者としての自己満足ではなく、人間としてよい性格を持った生徒さんに出会えた時である。  小、中学とテニスを教えた足の速いセンスのあるジュニアが学校で認められ、陸上の単距離選手に衣替えして、大阪で4位になった。応援にも行…

2020.07.26

閑・感・観~寄稿コーナー~

ポケットにわざと残した硬貨を貯金して中村哲さん支援(久保 晃弘) 

 梶川伸さんから2020年7月22日、「中村哲さんお別れ会とペシャワール会への支援のことを毎友会HPに書いて」との封書を拝受しました。ちょうど同日、ペシャワール会から「寄付受領」のはがき(写真1)が届いたこと、さらには偶然、大学同窓会誌に近況報告(別記)を投函したところでした。書…

2020.07.23

閑・感・観~寄稿コーナー~

和歌と小倉百人一首、歌仙について(入口 邦孝)

 全国に散在する宮内庁治定の天皇皇后皇族の陵墓や伝承陵墓、主な古墳巡りは、2019年春の鹿児島県にある「神代(かみよ)三代」と言われる初代神武(じんむ)天皇の父、祖父、曽祖父の3御陵を終え、自分なりの資料作りがひと区切りしたので、資料作りの中で気づいた、「和歌」や「小倉(おぐら)…

2020.07.15

閑・感・観~寄稿コーナー~

地域の力、老人クラブ(伊藤 英夫)

 関空のおひざ元・泉佐野市では、60年前に設立した高齢者の自主組織「老人クラブ」を「長生会」と名乗っている。しかし、「長生会って何?」と尋ねられることもあり、少子高齢化時代の中で老人クラブの認知度はいま一つのようです。  私が60歳でリタイアしてからもう20年近くになる。定年前に…

2020.07.13

閑・感・観~寄稿コーナー~

日本語教師の世界でコロナを経験して(香取 泰行) 

 2019年9月に毎日新聞社を早期退職してから、大阪、神戸、京都の日本語学校で、海外から来た若い人たちに日本語を教えています。コロナ禍で日本語教育の現場も大きな影響を受けており、ゴールデンウィーク明けまでほとんどの学校が新学期の授業に入れませんでした。そうした中、4月から、自宅の…

2020.07.07

閑・感・観~寄稿コーナー~

「こども本の森」にかかわって(朝野 富三)

 大阪が生んだ世界的な建築家の安藤忠雄さん(78)がつくった「こども本の森 中之島」が、新型コロナの影響で当初より四カ月遅れで7月5日に開館しました。計画段階からかかわってきたので、今はほっと一息ついています。  安藤さんが計画を公表したのは3年前。私に「手伝わへんか」と声がかか…

2020.06.16

閑・感・観~寄稿コーナー~

島で暮らす(7)網の積み上げ、千本ノック(元田 禎) 

 今シーズンの海苔の季節がやって来ました。マルコ水産(広島県福山市内海町、兼田敏信社長)の本格的な準備は、まだまだ先のことですけれど。  2020年6月上旬、僕は先輩漁師らと、昨シーズンに使った汚れた海苔網の片付けをしました。海苔漁は2月半ばに終わり、海上に張り巡らせていた網は、…

2020.06.04

閑・感・観~寄稿コーナー~

神戸の大学で広報を担当しています(高村 洋一)

 毎日新聞社を選択定年退職して、神戸学院大学広報部の嘱託職員になって8カ月がたちました。キャンパスは神戸・ポートアイランドの海辺にあり、開放的な雰囲気です。大津の自宅から通うとちょっと遠いので三宮にワンルームの部屋を借りて、通勤しています。あたりまえですが、新聞社と大学は文化が違…

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