2022.12.16
先輩後輩
新刊紹介 元学芸部美術担当記者、三田晴夫さんが、渾身の『同時代美術の見方 毎日新聞展評 1987-2016』刊行=東京毎友会のHPから
重さ2.1キログラム、厚さ5センチの分厚く持ち重りする本が広島市の藝華書院から宅配便で届いた。出版社の名前に心当たりはなく、恐る恐る開いてみたら、三田(さんだ)晴夫さんの貴重な著作が現れた。 美術担当記者として、毎日新聞に執筆した展評(展覧会評)を中心に、1450項目が収録さ…
2022.12.09
先輩後輩
新刊紹介 「竹槍事件」の新名丈夫記者編『海軍戦争検討会議記録』復刊=東京毎友会のHPから
——副題は「太平洋戦争開戦の経緯」。敗戦後間もない1945年12月から46年1月にかけて、海軍首脳ら29人が参加して計4回開かれた座談会の記録だ。首相や海軍大臣などを歴任した米内光政の指示により、非公開で行われたものだった。座談会の記録を託された毎日新聞記者、新名丈夫の編纂によ…
2022.12.01
先輩後輩
新刊紹介 元東京代表、秋山哲さんが米寿で小説第2作『南進の口碑』をオンデマンド出版=東京毎友会のHPから
小説の第2作目、『南進の口碑』を出版した。筆名は2年前の第1作『耳順居日記』と同じで、「檜節郎」である。ちょっと種明かしをしておくと、「秋」という字は分解すると「火ノ木」ということで使うことにしたペンネームである。 前作と同様に、アマゾン方式のオンデマンド出版という方法で出版…
2022.11.16
先輩後輩
新刊紹介 秋田支局の田村彦志さんが『街ダネ記者の半世紀 秋田県北・取材メモから』を上梓=東京毎友会のHPから
「まだまだ書き続けたい」 そんな思いを胸に、秋田県北部を中心に取材記者として歩み、2023年4月にちょうど半世紀の50年を迎える。この年月をあまり振り返ることはなかったが、光を当ててくださったのが前秋田支局次長の工藤哲さんだった。21年4月、旧大館市役所記者室で県知事選の打ち…
2022.10.31
先輩後輩
新刊紹介 元学芸部長、柳川時夫さんが「毎日新聞コラム『余録』選2003~2022」=東京毎友会の7HPから
今年は毎日新聞創刊150年ですが、1面コラム「余録」にはその前身から数えれば120年の歴史があります。 新聞記事がまだ文語体で書かれていた明治の後期、大阪毎日新聞が創設した親しみやすい口語体のコラム「硯滴(けんてき)」が、その「前身」というわけです。後に東京日日新聞では大阪の…
2022.10.05
先輩後輩
新刊紹介 國枝すみれさんの『アメリカ 分断の淵を行く』に高い評価=東京毎友会のHPから
國枝すみれ著『アメリカ 分断の淵を行く』(毎日新聞出版刊)が今週発売の「週刊文春」2022年10月6日号読書欄で紹介された。 「アメリカで長期にわたる取材経験がある私でも二の足を踏むような取材現場に、女性の新聞記者が足を運ぶ姿には驚嘆せざるを得ない」と評者の横田増生さん。『ユ…
2022.09.30
先輩後輩
新刊紹介 「記者がひもとく『少年』事件史~少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す」を夕刊編集部の川名壮志さんが刊行=東京毎友会のHPから
2022年9月27日。安倍晋三氏の国葬が終わりました。賛成派と反対派の間で怒号が飛び交うほどに大変な議論を呼んだ国葬ですが、歴代最長の在任期間を誇る元宰相が、銃撃されて絶命するという出来事は、戦後の政治史の大きな節目だった思います。衝撃的な事件として、多くの人の記憶に刻まれるは…
2022.09.28
先輩後輩
新刊紹介 大阪本社保存の写真『占領下の大阪・関西』を読売新聞が紹介=東京毎友会のHPから
毎日新聞大阪本社に保存されている占領下の写真を使った『写真図説 占領下の大坂・関西』(創元社刊)が、2022年9月25日付け読売新聞で紹介された。《「蔵出し400点」とある通り貴重な写真が集められた》とある。 同書からセンバツ関連を2枚。 写真説明に「第19回選抜野球の決勝…
2022.09.27
先輩後輩
新刊紹介 元モスクワ特派員、石郷岡建さん『杉原千畝とスターリン』=東京毎友会のHPから
「正直に言えば、杉原千畝の『命のビザ』については、あまり関心はなかった。何かユダヤ難民を救うために、日本政府の命令に背いた外交官がいたらしいという程度の理解しかなかった」。今回出来上がった本の冒頭に書いた「初めに」の文章である。 1939年9月、独ソ両軍がポーランドに侵攻した…
2022.09.08
先輩後輩
新刊紹介 小倉孝保論説委員『踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代』=東京毎友会のHPから
金曜日朝刊2面の連載コラム「金言」(kin-gon)の筆者・小倉孝保論説委員の最新刊。 日刊ゲンダイに連載した「伝説のストリッパー一条さゆりとその時代」が基だが、大阪社会部の街頭班(サツ回り)時代に、釜ヶ崎で生活保護を受けて1人暮らしをしていた晩年の一条さゆりを知って、インタ…
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