
2023.12.07
閑・感・観~寄稿コーナー~
しぐれてゆくか(高松 道信)
初冬の一日、福井・永平寺を訪れた。道元禅師によって開かれた座禅道場で、曹洞宗の大本山。学生時代に一泊二日で参禅体験をした事がある。その折は、入浴は終始無言の「無言の行」、食事は最後に椀にさゆを注ぎ入れ洗って飲み干すことなどを体験した。座禅のまね事もした。半世紀後の永平寺も屋根瓦…

2023.12.01
閑・感・観~寄稿コーナー~
戦時に「大毎野鳥の会」を立ち上げた事業部長が再び脚光を浴びる(藤田 修二)
2023年は、少しオーバーに言えば植物学の牧野富太郎に比肩される民間の鳥類学者、榎本佳樹(1873-1945)生誕150年で、在住した大阪の日本野鳥の会大阪支部が、会報の発行、足跡を残した一部での探鳥会開催といった記念事業のほか、11月19日には大阪市立自然史博物館で納家仁・同…
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2023.11.29
閑・感・観~寄稿コーナー~
ランニングクラブの仲間と神戸マラソン、フルマラソン86回目を完走(小泉 健一)
マラソンシーズンを迎えた。大津支局に勤務していた1995年、滋賀県で開かれた大会に後輩記者と参加し、初のフルマラソンを経験した。以来、コロナ禍で中止となった期間を除き、秋から翌春にかけ挑戦している。2023年11月19日は今季初となる神戸マラソンを走った。 今回は、大阪市の…

2023.11.27
閑・感・観~寄稿コーナー~
乱読御免(北川 達之)
「古典は知の財産。読まない人は人生を掌握できず、ただ海上を漂うようなもの」.トルストイのそんな言葉にせかされて、ここ1,2年、本の森を逍遥してまして…。特段分野を決めぬ「乱読御免」状態。折しも毎友会事務局から「何か寄稿を」と声掛かり、近刊書の傾向を1、2項書かせていただいた次第…

2023.11.25
閑・感・観~寄稿コーナー~
西宮の竜吐水(衣笠 周司)
『西宮の竜吐水』と題した刊行物が、いま私の手元にあります。 西宮市では竜吐水などの伝統的な消防用具を安全遺産と位置づけ、悉皆的に調査してきまし た。これを調べたのは、私も含む市民ボランティアの「西宮歴史調査団」です。拠点となった西 宮市立郷土資料館でその成果をまとめて 2023…

2023.11.23
閑・感・観~寄稿コーナー~
元学芸部・論説室の池田知隆さんが「『半未亡人』たちの涙ー三池炭鉱炭塵爆発から60年」を雑誌「現代の理論」(デジタル版)に=東京毎友会のHPから
死者458名、一酸化炭素(CO)中毒患者839名。戦後最悪の炭鉱・労災事故といわれる三井三池炭鉱の炭塵爆発事故(1963年11月9日)から60年経った。今年11月10日、大阪で開かれた60年記念集会では音楽劇「黒いかがやきの道ー女たちの144時間座り込み」が初めて上演され、理不…

2023.11.21
閑・感・観~寄稿コーナー~
ひとりひとりに寄り添って(上鶴 弘志)
OBアルバイトを含め47年間務めた毎日新聞を卒業後8年間、行政書士を務めました。新聞記者とは全く異質な仕事でしたが、少しのミスも許されないという同じ緊張感とともに、「誰かのために役立っている」という実感を持つことができました。 新聞記者にとっての「誰か」とは、多くの場合が地域…

2023.11.19
閑・感・観~寄稿コーナー~
12月11日に近藤伸二・元論説副委員長の講演会(藤田 修二)
先に『現代台湾クロニクル』(白水社)を上梓した近藤伸二さん(元香港支局長、台北支局長、大阪本社経済部長、論説副委員長)が、最新の台湾情勢を語る講演会が、別掲案内文の要領で開催されます。 ジャーナリズム研究会の例会で、2023年12月11日午後2時から、大阪市総合生涯学習センタ…

2023.11.05
閑・感・観~寄稿コーナー~
大学広報の8年間(山口 透)
繰り上げ定年で退職後8年あまり。今年(2023年)3月末で常勤の神戸大学は任期満了で退職し、4月から桃山学院大学の広報アドバイザーになりました。大学の広報活動が、記者会見など既存メディア向けから、ホームページでの発信、SNSや動画(YouTube)重視に移りつつありますが、まだ…

2023.10.06
閑・感・観~寄稿コーナー~
初めての油絵・パステル画展「女性の表情」を11月17日から大津で開催(川瀬 辰男)
還暦を機に「老後の楽しみを」と描き始めた油絵とパステル画。独学で10年余。この際、恥も掻いてみるかと、琵琶湖畔のオープンギャラリーで11月17~30日、女性を描いた作品ばかり24点を初披露します。 小中学校の図工美術の授業で水彩画を描いてから絵筆とは無縁の日々。いや一度だけ…
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