2022.03.05

先輩後輩

創刊150年記念寄稿 カーリング女子日本、快挙の原点は「北方圏構想」にあり(山田 寿彦)

 北京冬季五輪で前回平昌大会の銅メダルに続き、銀メダルに輝いたカーリング女子日本チーム「ロコ・ソラーレ」。数々のドラマを楽しませてもらった日本人は多いだろう。これほどの注目を集めるカーリングが日本に競技として根付いた背景に毎日新聞の多大な貢献があった歴史を知っている人はどれだけい…

2022.02.26

閑・感・観~寄稿コーナー~

創刊150年記念寄稿 日本初のロボットを作り、日中友好にも貢献――今に生かしたい西村真 琴の思想(梶川 伸)

 2002年11月4日の余禄は、大阪在勤の論説委員だった私が担当した。新しく見つかった小惑星の名前に、20もの関西にちなむ名前がついたという内容。経済などで地盤沈下が進む関西を元気づける狙いだった。  名前の中に「学天則(かくてんそく)」があった。西村真琴((1883~1956)…

2022.02.25

先輩後輩

創刊150年記念寄稿 創刊 6 号、夜10時鎮火の「銀座大火」を翌朝に報道(堤 哲)

 創刊第5号を発行した2月26日、「銀座大火」があった。出火は午後3時。火元は和田倉門内の旧会津藩邸とあるから、今の皇居外苑である。火は強風にあおられて外堀を越え、大名小路(現在の東条駅八重洲口付近)、京橋、銀座、築地まで広がった。幕末1868(慶応4)年に開業した日本最初の本格…

2022.02.24

閑・感・観~寄稿コーナー~

義父の彫金展が松花堂美術館で2月26日~3月21日(斎藤 清明)

 私の住む八幡市の松花堂美術館の早春展として、「花と蝶々と鴨政雄 彫金の世界」展が、2022年2月26日(土)から始まりますので、お知らせいたします。  鴨政雄(1906~2000)は、妻麻里子の父です。 昭和のはじめ、帝展に第4部(美術工芸)が設けられるなど「日本工芸の青春期」…

2022.02.23

先輩後輩

創刊150年記念寄稿 東京日日新聞の創刊号から(堤 哲) 

 まずは「東京日日新聞」の創刊号から。  1872(明治5)年2月 21日付である。『毎日新聞百年史』からコピーした。横いっぱいの題字と、左脇の奥付は、濃い茶系統の色刷りである。予めカラー印刷した和紙に、本文を木版で彫って、モノクロ印刷した。  全体の大きさは横1尺5寸(45.5…

2022.02.23

先輩後輩

創刊150年記念寄稿 150周年以後への期待(下)(今吉 賢一郎)

◇「御用新聞」は誤解、時論に媚びない新聞だった!  【福地の真意】福地源一郎は 1874 年の入社以来、「言論の自由」とどう取り組んだのか?漸進主義で「言論の自由」をこの国に定着させようとした、それは一貫しているのではあるまいか。最後に立憲帝政党で政府側に立ったのはいかにもぶれた…

2022.02.23

先輩後輩

創刊150年記念寄稿 150周年以後への期待(中)(今吉 賢一郎)

◇新聞が開く新天地  【広大な視野を持つ巨体】『東京日日新聞』第 30 号(1872 年 3 月 22 日)は「品川沖でとれた異形なる魚」についてイラスト付きで報道した。5 日後に「横浜・岸田銀治からの書」を掲載した。「和名はウキへ、奥州でときどきとれる。イギリスではソンヒシ」と…

2022.02.21

ニュース

2030年ビジョンとミッションを掲げて~創刊150年丸山昌宏社長あいさつ

   毎日新聞は2022年2月21日、創刊150年を迎えました。現存する日刊紙でもっとも長い歴史を持つ新聞ということになります。  ここまで続けてこられたのは、取材をして記事を書いてきた記者をはじめとして、販売、広告、事業など、新聞を発行し読者に届けることを支えてくれた…

2022.02.19

先輩後輩

創刊150年記念寄稿 150周年以後への期待(上)(今吉 賢一郎)

◇内ゲバ日本  毎日新聞は、『東京日日新聞』(東京での前身)創刊から 150 周年を迎える。ここで 150年の昔を振り返ったところで、そこには何の意味も無い。後ろ向きになった新聞は、その時点で新聞ではなくなるだろう。ただ創業時の人々の考え方や行動が、今日でもなお参考になるなら目を…

2022.02.16

閑・感・観~寄稿コーナー~

元校閲部副部長、赤川博敏さん(85)が、歴史探偵、半藤一利さんとの近所づき合いの想い出を綴る=東京毎友会のHPから

 「大の男が、テレビ(カメラの前)で泣くなんて、みっともないですよね」。我が家のお向かいの作家で歴 史探偵の半藤一利さんが亡くなって1年になる。  21年1月12日午後、外出先から帰宅すると、商店街の外れ、自宅に曲がる路地の角に救急車が止まってる。もしや? と、思いながら帰ると、…

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