閑・感・観~寄稿コーナー~
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我が町鳥図鑑を作成(藤田 修二)

2020.10.02

閑・感・観~寄稿コーナー~

 毎日労組OB会の会報『元気な歩み』でも少し触れましたが、私の住んでいる神戸市東灘区の人工島「六甲アイランド」でこれまでに確認された野鳥図鑑を発刊しました(写真①)。発行元は私がかかわっている六甲アイランドまちづくり協議会。

 図鑑と言っても何十頁もある大層なものではなく、B5つ折り、ページ数にすればページのリーフレットのようなものです。91種類の野鳥とその解説を掲載しました。実は確認された野鳥は100種類余に上りますが、予算とスペースに限りがあるのと自前で撮影し、かつ図鑑として耐えられる画像に限ったので残念ながら上記の数になりました。

 撮影したのは私のほか、島内居住の花鳥風月を愛する人。うち女性が2人です。

私は、現役のころはただ住んでいるだけでしたが、余裕ができて島内を歩くと結構たくさんの種類の鳥がいるなあと気づきました。六甲アイランドは面積600ヘクタールありますが、全体としては自然に恵まれてはいない島です。でも公園や散歩道、池、周囲の海に、一時羽休めに寄ってくれる渡り鳥たちが多いことがわかりました。その意味では砂漠の中のオアシス的感じです。

 出来上がった図鑑を神戸市環境局の生物多様性担当職員に持っていったら、後日「人工の島にこんなにたくさんの鳥が見られるんですね。みんな驚いています」と返信がありました。

 合計8000部印刷、島内の各街区、小・中・高校、大学などに配りました。六甲アイランドまちづくり協議会のホームページにも載せましたので、関心がある方はご覧いただけたら幸いです。

 毎日新聞神戸支局の木田智佳子記者が興味を持ち、地域面で記事にしてくれました(写真②)。神戸新聞も取材してくれ、毎日の後に掲載されました。

(元社会部 藤田 修二)