閑・感・観~寄稿コーナー~
SALON

初めての油絵・パステル画展「女性の表情」を11月17日から大津で開催(川瀬 辰男)

2023.10.06

閑・感・観~寄稿コーナー~

  還暦を機に「老後の楽しみを」と描き始めた油絵とパステル画。独学で10年余。この際、恥も掻いてみるかと、琵琶湖畔のオープンギャラリーで11月17~30日、女性を描いた作品ばかり24点を初披露します。

 小中学校の図工美術の授業で水彩画を描いてから絵筆とは無縁の日々。いや一度だけ、息子がやり残した夏休みの宿題の絵を身代わりで適当に描いて提出させたことがありましたっけ…。絵を鑑賞するのは好きで、地方の美術館を訪ねたり画集をめくったり。神戸の小磯良平記念美術館へは度々出かけたものです。

 最初は陶芸でした。当時住んでいた西宮から車で丹波焼や信楽焼の一日教室に何度か通いました。でも、どちらも遠い。しかも初心者には自宅でできない。それなら絵だ、絵もやったことない油絵だ、と。ネットでイーゼルやキャンバスを購入。道頓堀の画材店で初心者向けの絵の具や筆など一式買い揃えました。

 ゴルフと街歩き。アウトドアの趣味は楽しんでいました。絵は、家で夜中でも思い立った時にできる。写真を見て亡妻や孫の顔、自宅で育てていたバラ、近所の夙川、六甲山風景…。大津の湖畔マンションに転居後は、琵琶湖の夕景色を描くため、車を飛ばして湖北から湖東にかけてスケッチによく出かけました。

 そして近ごろは女性ばかり。モデルは…新聞雑誌やカタログ写真のほか、テレビ画面から女優や歌手をスマホ撮影し、その写真をもとに描く“奥の手”も。これで、モデルだけは事欠かない。

 自分流の満足を追い求めています。画法、技術を持たないから、これしかない。だから「個性的」とか「独特だね」とかの言葉で評されると、うれしくなります。

 今回女性を描いた作品の一部を展示します。ここに掲載の絵は展示予定の作品のいくつかです。

 作品展は「写真と絵画の幼なじみ二人展」です。小・中・高校の同級生の幼なじみが「滋賀の四季折々の風景」写真24点を同時展示します。


 

 会場は「ピアザ淡海」滋賀県立県民交流センター1階エントランスギャラリー(大津市におの浜1、電話077・527・3315)。11月17日(金)~30日(木)。時間は9~17時。期間中休みなし。最寄りの京阪石場駅から湖へ徒歩約5分。JR石山か膳所駅で京阪に乗り換え、石場駅下車。

 晩秋のびわ湖をお訪ねのついでに、ぶらりお立ち寄りください。

                          (元編集局、川瀬 辰男)