2021.11.11
閑・感・観~寄稿コーナー~
「特約通信員」は、元記者を対象に毎日新聞社の委嘱による契約記者で、自主的な取材を行って原稿を親支局(丹波通信部の場合は神戸支局)に送り、社から原稿の「使用料」をいただくという制度です。
社員のように社との「雇用関係」はなく、原稿1本ごとに決められた支払いを受けます。雇用関係がないため、ガソリン代や電話代などの取材経費は自前ですし、データベースやインサークルなど社のシステムは使えません。自分でネット環境を契約して自分のパソコンのメールシステムを使って出稿しています。名刺は、神戸支局長の許可を得て「丹波通信部特約通信員」の肩書を記したものを製作しました。契約は1年更新で原則75歳まで延長できるとのことで、元気なら「目いっぱい」いきたいと思っています。制度は2020年2月にできたようで、同年3月時点で全国に13人おられるようです。
基本的に、行政ネタや発生モノは取材せず、主に街ネタ、季節モノを取材したり、これまでに付き合いのあった人からの依頼などを処理しています。ただ、丹波通信部の場合、通信部長と調整しながら通信部長が多忙だったり、都合がつかない場合のカバーはしています。現在の出稿は、平均すると月に3、4本といった程度です。
出稿が月3、4本ということで時間の余裕もあり、「地元貢献」の意味も含めて2019年に猟銃の所持許可や狩猟免許を取得しました。地元の丹波篠山市猟友会でメンバーとともに活動しています。農作物に大きな被害をもたらすシカやイノシシなどの有害鳥獣駆除(同市非常勤特別職の公務員として3月16日~9月15日)、駆除も兼ねたハンティングである猟期(県の管轄で11月15日~翌3月15日)が活動期間です。
2020年3月に丹波篠山市でも豚熱(豚コレラ)に感染した野生イノシシが見つかりました。人間が食べても問題はないのですが、気持ちはよくない?感染拡大防止の観点から、捕ったイノシシは埋設か焼却処分となります。もったいない!飲食店は客に提供しないので、これからシーズンを迎える名物「ぼたん鍋」への影響は大きいと思われます。このあたりの情報も猟友会からもらっています。
2021年1月「猟師になった新聞記者」ということでRKBラジオに出演しました。九州のOBの方、聞かれましたか?
(丹波通信部特約通信員・丸井 康充)