閑・感・観~寄稿コーナー~
SALON

病気と水彩画(堂守 輝邦)

2021.10.16

閑・感・観~寄稿コーナー~

 以前にも記しましたが2013年の秋、医師から「多発性骨髄腫」という病名を告げられ、治療しなければ数年の命ですと説明を受けました。 

 抗がん剤治療や自己抹消血幹細胞移植手術など受けましたが、完治する見込みはなく、限られた命を自覚しています。人間はいずれ死ぬ。それは分かっていてもやはり動揺しました。でも自分の命があとわずかだと自覚してから、生きた証を残したいと思うようになりました。絵を描く動機は病気だったということです。

 退院後、人生初の個展を目指して水彩画を描き始めました。筆を走らせたのは中学生依頼、実に53年ぶりのことでした。個展は2015年4月に実現し、その後2017年5月には元事業部同僚の髙岡正和さんと「大毎二人展」まで開催するにいたりました。堂島で開催した際には毎日の現役の方やOBの皆さんに多数ご来場いただき、ありがとうございました。

 文章は苦手なので以下は「堂守ギャラリー」をご観覧ください。

                    (元事業本部事業部、堂守  輝邦)