2020.10.30
閑・感・観~寄稿コーナー~
長く携わった民生委員を定年になり、さて次は何をしようかと考えていた矢先、観光ボランティアの募集を見て応募しました。初めは10名足らずの小さな会でしたが次第に増え、元の職業も多様で、救急ヘリコプターの操縦士、銀行員、教員、等々、それぞれ凄い知識を持った方々、その中で会長に推薦され次第に色々な事を学んでいきました。
この地域(奈良県王寺町)には歴史に残る名所旧跡が沢山あり、まずその勉強から始める事になりました。遠方から見学にこられる方のため、下見から始まり資料に作成、一つ一つ丁寧に歴史を読み込んでいき、まるで学生時時代に戻ったようでした。
先日、NHK(ぶら タモリ)でも紹介された明神山もその1つで、自宅から10分程度の所に登り口の鳥居があり、山頂まで1.8㎞と低山でだれでも気軽にハイキングが楽しめます。その展望は素晴らしく、近くは大和三山、遠くはあべのハルカス、晴天であれば、明石大橋まで360度のパノラマが見られます。機会があれば、ぜひ来て下さい。パソコンで検索してもらうとその様子が見られます。
わたくし、昨年末に転倒、腰椎を圧迫骨折して入院し、ただ今なおリハビリ治療中。観光ボランティアの方も、コロナの影響で活動もあまりできませんが、収束したらまた動き出せる事を期待しています。
(元編集制作センターG2・三宅 茂樹)
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原稿と写真には、「太子道 王寺町史跡ウォーキング」という歌の楽譜と歌詞のコピーが同封されていました。三宅さんは「私の作詞です。作曲者はもちろん観光ビランティアの会員です」と書いていました。
また、三宅さんの著書「輝く蔵 7歳少年の大阪大空襲体験記」が同封されていました。昭和20年3月13日深夜から14日未明のにかけて大阪大空襲があり、その体験を綴っています。
大空襲の部分をコピーして同僚や先輩に送り、「昭和20年頃、あなたはどうしていましたか」と尋ね、それに応じた方の文章も載せています。
本は空襲で焼き出された後、福井県の疎開した時の体験へと展開します。さらに、平成13年に再訪した時のことに続きます。
発行は文芸社。1200円+税。2004年に初版、2013年に第2刷。
(文責・梶川 伸)