2026.01.10
先輩後輩
暮れの東京版に、「毎日書道展」会員昇格者に、「伊藤青暁」とあった。
74年入社元主筆の伊藤芳明さん(75歳)である。
毎日新聞OBで「毎日書道展会員」は初めてではないかと思って、毎日書道会専務理事徳増信哉さん(元事業本部長)に尋ねると、「過去の記録は分からないが、これまでに例がないと思います。快挙です」といって、昨年の「第76回毎日書道展」に出展した作品と、毎日賞授章式の写真を送ってくれた。
杜牧『紫微花』(サルスベリ)
暁迎秋露一枝新
不占園中最上春
桃李無言また何在
向風偏笑豔陽人
暁に秋露(しゅうろ)に迎(あ)いて一枝(いっし)新たなり

占(し)めず園中最上(さいじょう)の春を
桃李(とうり)言(げん)無いまた何(いず)くにか在る
風に向かって偏(ひと)えに笑う艶陽(えんよう)人を
伊藤さんは、東大ラグビー部でキャプテンを務め、現在も現役プレーヤーである。大阪社会部からカイロ、ジュネーブ、ワシントン特派員などを経て2001年外信部長→大阪本社編集局長→東京本社編集局長→2013年専務・主筆・編集編成担当、2016年退任。日本記者クラブでは2014~17年第17代理事長をつとめた。
書道の先生は、奈良の藤野北辰さん(81歳)。週一パレスサイドビルでの教室に通っている。
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大ヒットしている山田洋次監督の松竹映画「TOKYOタクシー」で、エンディングロールの先頭に、先日亡くなった松竹名誉会長の大谷信義さん(享年80)。「遺作だったのか」と思っていると、元社長・会長朝比奈豊さん(78歳)の名前が出てきた。
朝比奈さんは、「外部からのご意見番を」と頼まれて松竹の社外監査役を務めている。亡くなった大谷信義さんとは20年近く前からの付き合いで、大谷さんは若い頃、野村芳太郎監督の「砂の器」や山田洋次監督の「寅さん」シリーズの宣伝マンもやっていたという。
「今度の作品は、山田洋次監督と倍賞千恵子さんが映画人生への思いを木村拓哉世代、またその子供世代に伝えたいという思いが込められていて、倍賞さんが最初に立ち寄るのは『下町の太陽』のロケ地でした。私には映画のサウンドトラックが大谷さんへの鎮魂歌のように胸に響きました」と朝比奈さんはいう。
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私(堤)は、吉永小百合主演の映画「女ざかり」(1994年公開)に関連して、小百合さんが家庭面で週一「女ざかり男ざかり」を連載した際、その原稿のキャッチャー役だった。Faxで小百合さんの手書きの原稿を受けた。
それに関連して専務時代の大谷信義さんに夕刊企画「この人と」に登場してもらった。大谷さんは68入社前田昭さんと慶大同期で、最終第4回は、もっぱら「女ざかり」の宣伝だった。ご冥福を祈る。
=東京毎友会のホームページ2026年1月5日
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