2024.09.09
先輩後輩
「この夏の酷暑に義祖父も心身ともに苦労しております」と、お孫さんの春子さんの添書きで、元エコノミスト編集長、碓井彊さんから、128ページの小冊子が送られてきた。
「日本経済点描 続々編―深まる対立と分断の危機―」と題して、日本船舶船長協会の月報に連載された98本目から118本目までの約20本が収録されている。すでに「日本経済点描」「日本経済点描 続編」を発行しており、今回で3冊目になる。
はしがきで碓井さんは「いつまで執筆をつづけられるのか判らず、捨てるのも惜しいので、短いながら続々編としてプリントすることにしました。世界と日本に残る歴史的な事実もあります」と記している。
テーマは経済問題に限らず、「米大統領選で問われるもの」「世界は『格差』と『競争』の間に」「ウクライナ戦争で世界は?」などの項目が並び、「今日の対立と分断の構図を正しく把握するとともに世界平和を取り戻すことが第一」と指摘している。
電話で話すと、この14日(2024年9月)で95歳になるという。「目が悪くなって、これが最後と思って」とのことだが、しっかりした応対。月報掲載は2カ月に一度で、次回分はすでに出稿済だという。
碓井さんは昭和27年、毎日新聞入社。福岡、京都、大阪経済部などを経てエコノミスト編集長。退職後、高崎商科大学学長を務めた。
(高尾 義彦)
=東京毎友会のホームページから2024年9月9日
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