先輩後輩
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新刊紹介 75歳の記念に俳句とコラム『無償の愛をつぶやく Ⅲ』(東京毎友会のHPから)

2020.06.15

先輩後輩

無償の愛をつぶやく

 私の誕生日は1945年6月19日で、この本のコラムでも触れていますが、アウンサンスーチーさんと同じ日です。日本新聞インキをリタイアした3年前に『無償の愛 Ⅱ』を、そのまた3年前、まだ毎日新聞監査役だった2014年に『無償の愛 Ⅰ』を自費出版し、これが3冊目です。

 いずれも俳句とコラムを合体させたもので、今回は2018年元日から河彦名のツィッターで毎日1句、WEBに掲載してきたものを中心に、1106句を収容しています。ツィッターは140字の制限があり、この範囲内で、俳句の説明というか、日記のような記録を付け加えています。

 コラムは合計30本で、ハワイ・ホノルルで発行されている日本語新聞「日刊サン」に掲載されたものが22本です。1回22000字以内、2019年6月から月2回、寄稿していましたが、現在は月1回になっています。それというのも、ハワイもコロナ禍に直撃され、一時は日本からの観光客がゼロになるなど非常事態となって、新聞広告のクライアントも激減、4月から週に2回の発行となったためです。

 コラムはほかに、木戸湊・元主筆が発案して6年前から発行している季刊同人誌『人生八聲』に寄稿したものや、日本記者クラブ会報に掲載してもらった「書いた話 書かなかった話」なども収録しました。新聞記者リタイア後も、書くことにこだわり、楽しませてもらっている日常の報告です。

 無償の愛と ビールの泡に つぶやいて

 元スポニチ社長(元社会部長)、牧内節男さんがWEB上で展開している「銀座一丁目新聞」の銀座俳句道場で褒めていただいた拙句をタイトルに使っています。俳句の出来は、自慢できるレベルではありませんが、俳句を意識することで、人間の心の機微や自然の移り変わりに敏感になったと実感しています。題字は書道クラブの一員としてはお恥ずかしいのですが、自分の筆によるものです。

 後期高齢者の仲間入りをした後も、気分は若くしなやかに、と心がけています。興味がありましたら、この本を手に取っていただき、今後ともお付き合いを、とお願いする次第です。

 ご希望の方には、残部の範囲内で、1部1000円(送料込み)でお送りします。

  yytakao@nifty.comまでご連絡ください。

(高尾 義彦)

=東京毎友会のホームページから20206月19日

(東京毎友会→お知らせ→新刊紹介)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 高尾義彦さんから大阪毎友会を通じて「住所を知りたい」と連絡があり、メールを送ると、「無償の愛をつぶやく Ⅲ」が送られてきました。

 私はお遍路さんの休憩所を造る活動、「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会に所属しています。高尾さんが本に収録した「春の四国路 お遍路さんが行く」(ハワイ「月間サン」20年4月7日掲載)を書く際に、支援する会のホームページ(http://www.henrogoya.com/)を参考にしてくださったそうです。本が送られてきたのは、その礼の意味でした。

 私たちにとっては、会の活動などを紹介してもらって、ありがたい限りです。そのうえ、徳島県阿波市、三木武夫・元首相の実家跡地に建設したヘンロ小屋57号・土成(どなり)のことも、取り上げてもらいました。竣工式が2020年3月17日なので、そんな最新情報も組み込んでいることに驚きました。

 本には高尾さんの文章が同封してありました。「気分は毎日新聞在籍中と変わらず、いまも『新聞記者』現役のつもりで、書くことにこだわり、政治の現状に対する憤りや、人間に対する愛、好奇心の赴くところを、自分なりに言葉で表現してきました」。書くことへの思いの強さを感じました。

(梶川 伸)

 

「春の四国路 お遍路さんが行く」1
「春の四国路 お遍路さんが行く」2
「春の四国路 お遍路さんが行く」3