2020.05.08
先輩後輩
早稲田環境塾(2008年発足)塾長の原剛さん(82歳、早稲田大学名誉教授、毎日新聞客員編集委員)が『日本の「原風景」を読む――危機の時代に』を出版した。
海、山、川、野鳥、里山……日本各地の「原風景」を訪ね、価値観の根源を問い直す!
原さん自らの本の紹介――《「原風景」とは人が挫折した時、そこへ戻って反撃し、立ち直っていく精神的な空間を意味します。
本書の帯に記された「第4の風景論」とは志賀重昂『日本風景論』、小島鳥水『日本山水論』、上原敬二『日本風景論』を意識したものです。
それぞれ日清、日露、太平洋戦争時に出版されて国家意識を高め、ベストセラーになりました。これらの風景はいわば戦争文学でした。第4の風景論は早稲田環境塾が指向する自然、人間、文化からなる環境三要素を統合、文化としての「環境日本学」の実体を現場から模索する試みです。この場合、「文化」とは内発的な共感を意味します。
本書は、私が毎日新聞朝刊に10年間にわたり連載した「新 日本の風景」を「原風景」に焦点を絞り込んで書き改めたものです。ご一読いただけましたら幸いです》
四六並製 328㌻・カラー口絵8㌻(写真は写真家・佐藤充男氏)
藤原書店2020年4月刊
定価 2700円+税=2970円
原さんに申し込むと、著者割引きで購入できる。
送料とも1冊2556円、2冊5122円。
注文は直接原さんへ(メールアドレス: thara@waseda.jp)
併せて同じ藤原書店発刊の早稲田環境塾(原剛塾長)編
『高畠学』=2011年5月刊、2750円(税込)、
『京都環境学[宗教性とエコロジー]』=2013年3月刊、2200円(税込)
の購入も呼びかけている。
(堤 哲)=東京毎友会のホームページから(2020年5月8日)
(東京毎友会→お知らせ→新刊紹介)
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