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藤田昭彦さんが安保法制違憲訴訟地裁判決の始末記を寄稿

2020.04.08

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 安保法制(原告団の言葉で「戦争法」=安倍晋三首相の言葉では「安全保障関連法」)の違憲訴訟が全国22の地裁で起こされ、大阪訴訟は2020年1月28日に大阪地裁で判決がありました。判決は訴えをすべて退け、原告側は「不当判決」として2月7日、大阪高裁に控訴しました。

 藤田昭彦さん(元神戸支局)は大阪訴訟の原告の1人です。判決後、「憲法9条 世界へ未来へ連絡会」の「9条連ニュース」に寄稿、3月20日号に掲載されました。

 藤田さんは「訴訟は2種類の請求をした。1つは、『戦争法』に基づく自衛隊出動の差し止めであり、もう1つは平和的生存権などの侵害に対する損害賠償である」と説明しています。そのうえで、「集団的自衛権行使容認の閣議決定と『戦争法』制定は憲法9条の規定を実質的に改変してしまい、憲法96条の改憲手続きを完全に逸脱した憲法破壊行為」という原告の訴えを、改めて強調しました。

 判決後の原告団の集会にも触れ、弁護団の「先に請求棄却した東京地裁判決をコピー・アンド・ペーストしたような文章」「驚くほど後ろ向きの判決」「司法までが政治に忖度した」という批判を紹介しています。

(文責・梶川 伸)