2020.01.18
先輩後輩
1983(昭和58)年9月1日、旧ソ連領空で起きた大韓航空機撃墜事件。社会部1年生の筆者が取材で得た事実をもとに書き上げた。
その日のデスク番だった先輩記者、原剛早大名誉教授は「これは文学作品ではあるが現代ジャーナリズムの位置に関する真実の記録でもある」という。
出版社のHPにある内容紹介——。1983年、北方の海上に消息を絶った大韓航空機。数多の無辜の命を奪ったのは、ソ連戦闘機が放ったミサイルだった。報道の最前線で国際政治の思惑と入り乱れる情報に翻弄される記者たちの奮闘と葛藤を描く表題作をはじめ、元新聞記者が体験した激動の昭和をリアルに紡ぐ4篇の小説集。
滑志田氏は、1978(昭和59)年入社。2008年に退職したあと、統計数理研究所客員研究員、森林総合研究所監事。2015〜18年、内閣府・農林水産省・国土緑化推進機構各委員をつとめた。現在は、森林総研フェロー。日本山岳会、日本野鳥の会、山形文学会、日本記者クラブに所属。俳誌『杉』『西北の森』同人。
(論創社刊、2000円+税)
(堤 哲)=東京毎友会のホームページから2020年1月17日
https://maiyukai.com/info.html#shinkan(東京毎友会→お知らせ→新刊紹介)
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