先輩後輩
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ボードゲームいかがです?(野地 哲郎)

2019.09.10

先輩後輩

 ここ何年かボードゲームにハマっています。
 ボードゲーム?子供がやる「人生ゲーム」?ご不審はごもっとも。しかし、ドイツを中心に老若男女が楽しめるボードゲーム があるのです。
 有名なのは「カタン」でしょうか。全世界で3000万個を売り上げたお化けゲームです。運と戦略性のバランスが絶妙で、何度でも楽しめます。
 碁や将棋、バックギャモンなどもボードゲームと言えますが、運の要素が小さく、実力者に初心者が勝てるということはまずありません。その点、ボードゲームは、初心者にも勝てるチャンスがあります。何かしらのテーマを被せている作品が多いのも魅力です。写真のゲームは「ツォルキン」。マヤ文明をテーマとしていて、3柱の神々に供物を捧げたり、建物を建てたり、神殿に水晶髑髏を置いたり、様々なアクションで勝利点を競います。
 作者の名前が明記されており、「この作者のゲームを」と指名買いするケースも。この数年は日本人ゲームデザイナーも海外で評価されるようになっています。
 将棋や麻雀も楽しいですが、家族で友人で、またはゲーム会で初対面の人と、濃密な時間を過ごせるボードゲーム。対面でないと成立しない、テレビゲームやスマホゲームにはない魅力がたっぷりです。ぜひ一度触れていただければと思います。

(編集制作センター編集部長 野地 哲郎)

                  ツォルキン