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新刊紹介 横山裕道著『さまよえる地震予知— 追い続けた記者の証言』(東京毎友会HPから)

2019.08.16

先輩後輩

『さまよえる地震予知』

 科学記者・横山裕道氏(74歳)からのメールをコピペします。

 日本では東海地震の予知を目指して法律までできましたが、その後、専門家によって「地震予知は困難」という報告書がまとまりました。ところが、政府は東海地震を含む南海トラフ地震に関して「地震発生の可能性の高まり」程度のことは言えると考え、気象庁がいざという時に南海トラフ臨時情報を出すことになりました。予知ではないけれど、臨時情報なら可能というのです。

 残念ながら地震予知が混迷を深めているようです。それにスポットを当てたのが本書です。私自身、「東海地震の予知は有望」とずっと思い続けて取材に当たってきたことへの反省も込めています。民間研究者が地震の予知・予測は可能だと称し、それを民放や週刊誌が無批判に取り上げるという嘆かわしい実態にも迫っています。

 POD(プリント・オン・デマンド)という方式のため、一般の書店には並ばず、基本的にアマゾンを通じての印刷・配本だけです。地震や地震予知に関心がありましたら、アマゾンの次のサイトをご覧になってください。

https://www.amazon.co.jp/dp/4907625472

(紫峰出版、1,944円)

(堤  哲)2019年8月9日

=東京毎友会のホームページから

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