閑・感・観~寄稿コーナー~
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「日本城郭検定」3級に合格しました(金山 徹)

2024.11.22

閑・感・観~寄稿コーナー~

 物忘れがちょこちょこ出だし、人の名前もすぐに思い出せないことも増え、「これではイカン」。そこで思いついたのが何か検定にチャレンジしてみることでした。

 早速ネットで調べるとチョコレート検定、パンシェルジュ検定、神社検定、薬膳・漢方検定・・・等々「こんな検定があるん?」と驚くものも沢山ありました。その中で「日本城郭検定」というのが目に入りました。元々歴史は好きでしたので、「これや!」と即決。初級レベルの3級にチャレンジすることにしました。
 3級のテキスト「日本100名城公式ガイドブック」と過去問題集を購入。10ヶ月後の2024年6月受験を目指して勉強を始めました。(試験は6月と11月の年2回実施されます。)


 日本100名城の個別城郭の知識はもちろん、縄張、天守、櫓、石垣、堀等、幅広く城郭の知識についても出題される、とのこと。
 ガイドブックを3度読み直し、過去問にチャレンジ。どうせ初級レベル、と小馬鹿にしていましたが、いざやってみると、「こんな細かいとこまで出題するん?」。「こんな事覚えて人生の何の役に立つん?」と戸惑うばかり。それでも時間を見つけては繰り返し熟読し、何とか過去問では合格レベルまで達してきました。
 試験当日、大阪市内の会場では小学生から、お年寄りまで150人くらいでしょうか。(女性も結構いました。)皆、時間ぎりぎりまで参考書とにらめっこ。受験票と筆記用具しか持ってきてない自分とは気合の入り方が違うなあ。と苦笑い。
 いざ試験が始まると、「これホンマに3級の問題用紙?試験官が2級のと間違えてるんちゃう?」と真剣に思うほど難問ばかり。100問すべて4択問題で「どれにしようかな。神様の言うとおり・・・」で答えたのも相当数ありました。
 「絶対受からへんわ。受験料もったいなかったな。また3級の勉強やり直しや。」と思いながら帰宅。
 それから1ヶ月間、勉強を再開する気にもならずにいたところ、日本城郭協会から、厚めの封書が届きました。「不合格でもわざわざ通知くれるんや。律儀な団体やなあ。」と思いながら開けてみると、なんと合格認定証が・・。本当に驚きました。


 これを機に来年6月の2級合格に向け、少しずつ勉強を再開しています。2級は「続日本100名城公式ガイドブック」の知識も対象となり、出題範囲が倍になります。まぐれは2度続かないでしょうから、今度は実力で合格します。
この寄稿文をお読み頂き、お一人でも城郭に興味を持って頂けたら嬉しく思います。
 最後に6月の3級試験で出題された中から、5問だけ抜粋して載せてみます。興味ある方はチャレンジしてみて下さい。

問1 本丸北東面に雛壇状に築き上げられた6段の石垣が代表する景観のひとつである城はどこか。
① 岩村城②津山城③七尾城④丸亀城

問2 姫路城には、国宝または重要文化財に指定されている現存建造物がいくつ残っているか。
① 64②73③82④91

問3 北条氏康の次男氏照によって築かれた小田原北条氏の支城の中で最大規模の山城はどこか。
① 鉢形城②八王子城③小机城④滝山城

問4 城地を二重に囲む大きな堀と土塁が特徴の四国の城はどこか。
① 岡豊城②河後森城③湯築城④一宮城

問5 次のうち、輪郭式の城はどれか。
① 水戸城②彦根城③山形城④小田原城

正解 問1①岩村城 問2③82(国宝8件、重要文化財74件) 問3②八王子城
問4③湯築城 問5③山形城

                        (元販売管理・宣伝部、金山 徹)