閑・感・観~寄稿コーナー~
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富士山に老夫婦(73歳と妻69歳)が初登山!(林 敏規)

2024.02.23

閑・感・観~寄稿コーナー~

 昨年(2023年)の7月、近くの低山しか登ったことのない老夫婦が富士登山に挑戦!

 家内が何を思ったのか?突然「富士山に登ろう!」と言ったと思ったら、高齢者向け「ゆとりの富士登山3日間」のツアーをインターネットで見つけ「申し込んだよー」との事後報告。

【1日目(7月11日)

 新大阪駅から新幹線で三島駅に降り、バスで「富士スバルライン」から富士山5合目に着くと、昼食と登山準備を兼ねた高度順応時間が約90分。

 吉田ルートの登山口に「富士山五合目管理センター」があり、任意の「富士山保全協力金1000円」を払い登山開始。

 緩やかな登りをゆっくり歩き、六合目の「安全指導センター」に到着すると、ここでヘルメットを(デポジット制:預り金2000円)借り、ここから本格的な富士登山となる。

 10人程のグループでしたが、先頭にガイド、後方に添乗員の方が着き、土砂・落石防護柵の壁を左または右にしながらジグザグの溶岩の砂利道を高山病対策のため、約20分程登っては休憩と水分補給を繰り返しては登り、七合目の山小屋が近づくと道は溶岩の岩場に変わり、ストックと足場の確保に苦労しながら最初の山小屋に到着。

 山小屋では、水(ペットボトル 500ml)が500円、トイレの使用料は200円とあり、心配だった高山病にもならず七合目の宿泊先「東洋館」に無事到着。

 殆どの山小屋はカレーとのことでしたが、ここ「東洋館」では、ご飯と豚汁でした。新型コロナ禍で山小屋も「カプセルタイプ室」となり、一応狭くても個室となっていました。

 

 

 

 

 

 

 

【2日目(7月12日)

 七合目の山小屋「東洋館」からの御来光を拝み、朝食の「いなり寿司弁当」を食べ、5時30分過ぎ富士山山頂を目指し、溶岩の岩場を登り始める。

 八合目を過ぎると風が強くなり、砂混じりの突風で吹き飛ばされそうになりながら登っていると、青空だった空がだんだんと雲に覆われて来て・・。

 山頂に着いた時には、強風と寒さで殆ど何も見えず「富士山初登頂の達成感」も喜び半分でした。 山小屋にて一杯500円の温かいコーヒーを飲み、数え年70才以上は富士山山頂浅間大社奥宮にて「高齢者登拝者名簿」に記帳すると「扇と杯」を頂けます。数え年70歳になる家内も一緒に頂くことが出来ました。

 靴の半分が埋まる溶岩の砂利道を滑らないように2日目の宿泊先「東洋館」に下り、夕食時、富士山登頂を記念して日本一高い所の生ビール(900円)で乾杯‼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日目(7月13日)

 日の出を見ようと山小屋を出ると「UFO」と見間違う異様な「つるし雲」に雲間から朝日が当たり、幻想的な写真になりました。

天候を気にしながらの下山となり、六合目「富士山安全管理センター」にヘルメットを返却。富士スバルライン五合目に向かう途中で雨となりましたが無事下山。

 富士山登頂の達成感を味わった家内ですが「何故登ろうと思ったのか分からない」と言った後、「富士山は登るものではなく、眺めるもの」と一言・・?

 

                        (元発送部・林 敏規)