2023.03.21
閑・感・観~寄稿コーナー~
先日、堂守輝邦さんから写真のような案内ハガキが届きました。以前は大阪で堂守輝邦さんと高岡正和さんがコラボして絵画の作品展をされました。今回は元整理部図案課で活躍された藤田哲哉さんも参加されて3人でのグループ展となったようです。
案内ハガキによると、今回の展示の内容は「目の不自由な方たちに芸術を感じて頂くため、木工作品は手で触って観賞してもらうことにしました」と有りました。絵画だけではなく木工作品の展示も予定しているようです。
ご存知かもしれませんが、堂守輝邦さんは難病を患いながら、趣味の絵画や木工作品作りに没頭して、素人とは思えないような個性豊かな作品を制作されています。興味のある方は是非3人のグループ展を観賞してあげて下さい。
当方と堂守さんとのつながりは、現役時代の若かりし頃に堂守さんは車両課、当方は電送課で、事件取材の時には堂守さんが運転する暗室車(編集取材車)で当方は無線電送要員として一緒に仕事をさせて頂いたことが度々ありました。そんな関係から毎友会の総会で久し振りに再開した折、電送の小野さんと声をかけて頂き、現役時代にタイムスリップしたことを覚えています。
今回の3人のグループ展には是非見学をさせて頂きたいと思います。そして3人のグループ展の盛会を祈っています。
(元通信システム部・小野 喬啓)
※ グループ展の期間 2023年3月24日(金)〜30日(木)
※ 展示作品 日本画、油彩画、水彩画、木工作品
※ 展示時間 午前10時〜午後5時、最終日30日(木)は午後4時まで。
※ 展示場所 ひと・まち交流館1階 入場料無料
〒600-8127 京都市下京区西木屋町通上口上る梅湊町83-1
京阪電車「清水五条」下車一番出口より徒歩8分。
市バス4,17,205号系統「河原町正面」下車
地下鉄烏丸線「五条」下車、5番出口より徒歩10分
ひと・まち交流館のリンク先
http://www.hitomachi-kyoto.jp/
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3月24日から京都で始まった「堂守輝邦・高岡正和・藤田哲哉グループ展」に行ってきました。
堂守さんが留守番していて、ガイドしてくれました。堂守さんは抗がん剤治療をしながら、絵画の制作だけでなく、囲碁も楽しんで大会にも出ているそうです。とくに最近こっているのが木工細工。全盲の知人から「絵画展の案内をくれなかった」と、しかられたことがきっかけ。絵は見ることができなくても木工細工なら触って鑑賞してもらえる、と独学で制作を始めたとのこと。ホームセンターで購入した木材を細かにカットして張り合わせていますが、寺院の建物の写真を見てサイズを測定して、正確なミニチュアに仕上がっています。半円を合わせて小さな法輪にするなど、細部にも工夫がほどこされていました。ただ、奥さんからは「置くところがない」と怒られているとのこと=写真上 木工の金閣寺。
高岡さんの作品の中では、本社から見える「うめきた」の風景画が懐かしく、印象的でした=写真中。眼下の貨物線や踏切・・・。北ヤードの開発が一気に進んで、今はすっかり風景も変わっているでしょう。
兵庫県民の藤田さんは、もっぱら神戸や地元の風景を絵にしていました=写真下。人柄がにじみ出ているような穏やかで温かい風景画でした。
(毎友会会長 渡会文化)