2020.08.20
閑・感・観~寄稿コーナー~
私が水彩画を始めたには65歳で、再就職先の毎日ビルデイングを退社してからです。
明日から何をして過ごそうかと考えていたところ、日本画をやっている家内が大阪市生涯学習センターのいちょう大学の美術コース(現在は閉鎖)を申し込んでくれたのが始まりです。
約4倍の難関(くじ引き)を突破して週1で1年間、日本画家の井上美紀先生の指導を受け、その後は同期の仲間と同好会を結成して、月2回の絵画教室や日帰りで大阪近郊の名所、旧跡をめぐり、1泊2日のスケッチ旅行では上高地や恵那峡、倉敷などへ足を運び、その成果を年2回の絵画展で発表するのが活動内容です。
最初は絵を描くことへの不安で躊躇したりしましたが、高校の野球部(2年生の夏に甲子園出場)の監督が美術の先生で「他の科目はぱっとしないだろうから美術ぐらいは?」と良い点を頂いたのを思い出して、「継続は力なり」を信じて、少し先輩の家内にボロかすに言われながら“画伯”を目指しました。
結果、絵の方はさっぱりでしたが、素晴らしい仲間に恵まれて有意義な時間を過ごすことが出来ました。
現在は家内の介護で2年ほど活動を休んでおりますが、月2回団地の仲間とは集会所で世間話をしながら、草花などを描いて楽しんでおります。
(元堂島再開発事務局・津江 幹郎)