閑・感・観~寄稿コーナー~
SALON

長寿と生き甲斐に最適なグラウンドゴルフ(水野 美朗)

2020.03.11

閑・感・観~寄稿コーナー~

 グラウンドゴルフを70歳から始めて、もう20年近くになる。その間前立腺で一か月休んだほかはほぼ皆勤を続けており、日祝以外の平日毎日、近くの公園で朝八時半から約一時間プレーしている。

 なぜ長らく続けられたのか。第1に面白いからである。第2にチームプレーでなく、個人プレーで気楽にやれるからである。下手くそでもマイペースで楽しめる。家内も共にプレーしているが、偶にホールインワンをし私に勝つとガッツポーズで、溜飲を下げた表情をする。

 参加した会員はまずストレッチ体操をする。手を伸ばし深呼吸をする。青空を見上げる。姿勢がいい。

 次にプレーヤーの組み分けを抽選で決める。20名なら4人×5組とし、スタートホールをそれぞれ別にする。プレー開始の笛で一斉に打ち始める。

 コースは8ホール。50・30・25・15メーターのそれぞれ2つずつの8ホールである。

 メンバーの平均年齢は75歳。足腰の弱い人はクラブを杖代わりにし、ゆっくりとプレーする。平常は2コースを回り、約1時間で歩数は約2000歩前後。余裕のある人はもう1コース廻る。会員の中には現役時代のゴルフより、グラウンドゴルフの方が親めると言う方も。

 頭も使う。PCで作成するメンバーの成績表である。一年を上期下期に分け、1・2・3位やホールインワン賞などを表彰する。又上位が偏らぬようにハンディーもつけている。

 高齢期は行動範囲が狭くなる。身近な生活範囲で何かを求めなければならない。2020年に卒寿を迎える私にとってグラウンドゴルフは生き甲斐であり、長寿の要となっている。コロナウイルスにも負けず、安倍首相の要請も無視して、女房と共に今日も元気で公園へ行き、グラウンドゴルフを楽しんでいる。

(元印刷部・水野 美朗)

 

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