閑・感・観~寄稿コーナー~
SALON

草津・榊差し遺跡で発掘調査の手伝い(土屋 正明)

2020.02.21

閑・感・観~寄稿コーナー~

 南草津プリムタウン土地区画整理に伴う榊差遺跡(黒土遺跡・榊差古墳群)の発掘調査が平成27年11月からの実施に伴い、バイトの一員として荒廃した畑跡の草刈りに始まり、土木工事さながら、水と泥との戦いいを経験しました。掘り出すものから古い歴史に出会える期待感が、日々ゆっくりした中で味わい、楽しみ、少しは学びながらボケ防止になっているのでは……?

 当初、仲間の一人が熱中症になり、それからは現場のプレハブにクーラーが取り付けられ、その後は厳しい暑さに耐える事ができました。今の作業は屋内ではありますが、倉庫のような場所でシートシャッターで閉ざされた中での作業(発掘された遺跡片の洗浄整理等)です。

 その昔、富山・イタイイタイ病裁判でガレージから漢テレで送稿した頃を思い出しました。大阪駅から夜行列車出張ということでした。すぎた昭和がボンヤリと浮かんできます。

 2018年12月13日付・毎日新聞朝刊・滋賀版には、その年の5月に国内最古の「獣脚鋳型」が出土した旨の記事が載っており、「古代の草津が鋳造技術の一大拠点だった可能性を強く示すものとなった」と解説しておりました。地方版から目が離せません。

 因みに本紙朝刊滋賀版(2019年)には、“はい上がる人”わたしの歩跡・大部屋出身俳優・草津市・土平ドンペイさん=(毎週木曜日掲載・延34回)の記事に興味がありました=彼と当時の京都松竹撮影所内・エクラン演技集団の社長(私の姪御)とのエピソード掲載などを拝見して、世間は狭く懐かしいと思いました。今は姪御も退職した中、私もエキストラから距離を置いたものの、去年は“日本国憲法”、映画のエキストラ(オープンスタジオが米原・伊吹山の麓のセメント工場跡地)で荒れた戦後の街並みを自転車で駆け抜けるシーンを体験、カットのないように願いたいと思っています。この世界、朝が早く厳しい……体力限界かな??

◆テニス合宿のお誘い

 年2回の一泊でのテニスの合宿です。春は滋賀・大石リバーヒル、秋は福知山・三和荘です。特に秋は大阪駅から列車で福知山まで参ります。緑と歴史に会える機会がふえるのではないかと計画しております。お気軽に声掛け下さい。

(元編集制作センターG1・ 土屋 正明=45・テニス幹事090-5163-9855)

 

直角に曲がる区画溝と掘立柱建物(鎌倉時代)=榊差遺跡・黒土遺跡・榊差古墳群:草津市南笠
丸太を刳り抜いて井筒にした井戸(室町時代)=榊差遺跡・黒土遺跡・榊差古墳群:草津市南笠