2019.11.08
閑・感・観~寄稿コーナー~
2019年5月で10年間勤めた再就職先を退職。これを機に頭と体のボケ防止にいくつか新しいことに挑戦しています。
私はこれまで山登りは25年ほど前から、週2~3回のランニングは10年になります。退職、そして毎日が日曜日の生活。これから、〝第三の人生〟をどう切り開いていくか。
手始めに実行したのは自宅近くでやっている老人クラブの早朝ラジオ体操に参加すること。同時に山友だちから勧められた俳句教室に通うこと。これには毎月大阪駅前第2ビルまで出かけている。懐かしいキタの空気に触れるのは、新鮮な気分になるだけでなく、老人の脳に刺激を与えてくれる。
山登りは月1回。定例として近郊の山に出かける。会員はピーク時には100人ほどいたが紆余曲折もあり解散してしまった。その後、現在の15人ほどのグループで再出発、細々と続けています。行き先は大阪の人ならだれでも知っている金剛、葛城、二上の三山をはじめ、六甲山系、奈良、京都方面が舞台。ガイドブックで紹介している大阪近郊の日帰りの山はほとんど踏破しました。最近では、摩耶山、六甲、大文字山、鞍馬山、比叡山、高野山など。
以前の大グループのとき、年1回は泊まり込みで遠征した。バスをテャーターして中央アルプス方面へ。小グループの現在は、年1回夏に旅行社の山ツアーに便乗して山と温泉を満喫しています。最近では、西穂高、立山、今年は尾瀬の山行となりました。
メンバーのほとんどは羽曳野周辺の年金者で、変な気遣いもない地域の老人グループといったところ。ただ、以前は木曽駒ヶ岳、御嶽、白馬、御在所などの日本百名山に出かけたが、メンバーの年齢と体力に合わせた平易な行き先に絞っています。
大事なことは、けがや事故につながる行程は組まない。それに年金者がほとんどなので、参加費が高額にならない内容にする。宿泊の伴う場合は山小屋の利用はできるだけ避ける(睡眠と休息ができない恐れ)――が基本的な方針。息長く楽しめるのがモットー。私の老人人生もまーまーか! 来月はどこに行こうか。
~勤め終へ旅路に迷ふ走り梅雨~
~風光る山路に集ふ老い登山~
(元地域面編集・中谷 清次)