閑・感・観~寄稿コーナー~
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農家になりました、にんにくは大阪府の4分1生産(苗代  隆夫)

2026.01.31

閑・感・観~寄稿コーナー~

 令和3年(2021)コロナ騒動をきっかけにして農家になりました。長男が共同経営の会社から手を引き、にんにく専門のトラキチ農園を立ち上げました。

 農家になるには農業委員会の認定が必要で、1000平米(約1反=300坪)以上の耕作が最低条件です。それを2000平米と勘違いして、どこか農地を貸してくれるとこがないか探すことになりました。(現在、耕作面積条項は無くなったようです)

 中学校の同窓会の時、7反で米を作っているという同級生がおり、彼に電話で「近所で畑を貸してくれるとこがないやろか」と尋ねました。「もう米を作らないからと、うちが貸していた田んぼを返した親戚がおるねん」その手続きが20日前に完了したという返事です。その日のうちに見せてもらい、2反2畝の畑を借してもらえることになりました。

 それからは1年中草刈りと草引きの毎日です。植え付けと収穫の繁忙期にはバイトさんに来てもらっています。デイワーク(daywork)農業バイトで募集しています。これに登録している農家は、大阪府下ではトラキチ農園が一番乗りで、今では数軒に増えています。

 家の横に無人販売所を併設していて、季節の野菜を並べています。たまたまうちのネコ(ルーちゃん)が来てくれました。(2026.1.4撮影)

 去年の5月と6月にTVで紹介されて、にんにくが9月には売り切れてしまいました。特にブランドの「シン・にんにく」は好評でした。

 現在、約6反に73種類のにんにくを植えていて、大阪府全体の生産量16トンの1/4に当たる4トンを収穫しています。

 去年の5月に草引きをしていたら見学者を長男が連れてきました。オーストリアのウィーンからやって来たご夫妻で、奥さんは日本人です。旦那さんはにんにくエキスを作る仕事をしていて、日本旅行中にネットで調べて連絡してきたとおっしゃっていました。

 にんにく畑は3カ所にあります。茨木市宿久庄の畑では、すぐ上の道路が小学生の通学路になっています。シルバー人材センターの3人が登下校時に子供らを安全に誘導しています。その人たちとこういう話が出ました。「あの豊川小学校は川端康成や笹川良一が通っていたんやで」。私が「うちのおじいちゃんが笹川良一は怖い奴やったと言うてたわ」。シルバーの人が「うちのおばあちゃんは同級生やってん。川端くんは賢かったけど笹川くんはゴンタやった」そうです。

 改めて寄稿コーナーを見ているとすてきな絵が目に止まります。あの人がこんな絵を描いているのか・・・、羨ましいですね。ちょっとでも絵心があったらいいなあと思ってしまいます。

 蛇足ですが、私は絵画ではなくて画像です。

                (元工程センター工程G、苗代  隆夫)