閑・感・観~寄稿コーナー~
SALON

自由出品・毎友会画廊(4)高岡 正和さん「水面」など

2025.12.05

閑・感・観~寄稿コーナー~

◆「自由出品・毎友会画廊」と名づけたコーナーを新設しました。会員のみなさんの絵画作品などを掲載します。自由に投稿できるので、どしどし作品をお寄せください。投稿は作品の写真、作品のジャンル(水彩画、彫刻など)、作品名、簡単な説明などを添えて、ホームページ委員の梶川伸のメールアドレス(shinmafuyu@nifty.com)へ。たくさん出品をお待ちします。

―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第4回=高岡正和さん

◇「水面」(油彩画)

「水面(みなも)」油彩画(45.5㎝×53.0㎝)2013年

 昭和11(1936)年に完成した光明池は、農業用ため池として大阪府下最大の貯水量(3,696,000㎥)があります。この緑豊かな場所は「大阪みどりの百選」(1989年)に選ばれ、池の周囲には整備された遊歩道があり地域市民の憩いの場になっています。自宅からは徒歩約20分の距離で、ウオーキングには最適の場所です。風もなく鏡のような水面に映る風景に引き寄せられて描きました。

◇「和田邸」(日本画)

和田邸

「和田邸」日本画(90.0㎝×72.7㎝)2014年

 私の住む泉北ニュータウンは、開発された住区と昔のままの集落が渾然一体として形成された地域です。自宅から歩いて10分ほどの場所にあったこの建物は老朽化のため2014年2月に解体されましたが、この地区(堺市美木多)のシンボルにもなっていました。

 和田家は、江戸時代に大庄屋を務めた旧家で、多くの歴史資料も所蔵していました。建物は江戸時代前期のもので、切妻の白壁には楠一族の印である「菊水」の家紋がはめ込まれ、朽ちても凛とした姿で一帯を支配しているようでした。

◇旧堺燈台(油彩画)

「旧堺燈台」油彩画(45.5㎝×53.0㎝)2019年

 南海本線堺駅の西約1㎞にこの燈台はあります。堺旧港の突端に明治10(1877)年に建築されたもので、現存する木造洋式灯台としては日本最古の一つとされています。

 臨海部の埋め立てにより、昭和43(1968)年に役目を終えた後、昭和47年に国の史跡に指定されています。近くの大浜公園には「全国学生相撲選手権大会」が開催される堺市・大浜公園相撲場や市営プールなどの施設があります。

 スケッチをしているときに、一隻のヨットが沖に向かっていたのが印象に残りました。

                 (元総合事業局企画部、高岡 正和)

【係から】

 みなさんの積極的な投稿で、ホームページを飾ってください。新作・旧作、上手・下手は全く問いません。新作ごと、複数回の投稿も歓迎します。協力をお願いします。