閑・感・観~寄稿コーナー~
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旅は続く2024年も、北海道・富山・東北(山下 勝)

2025.02.01

閑・感・観~寄稿コーナー~

 2024年が明けた時、「今年も知らない土地を旅しよう」と思いました。寒い時期は苦手なので少し暖かくなってから行こうと考えて、とりあえず一年の計画だけでもと思いました。まず5月に北海道、9月の初めに八尾(富山)、10月に角館から秋田縦貫鉄道で大館、弘前と。 

 初めに計画通り、関空からLCCで千歳に。LCCは安いので席は狭いです。でも1時間半ぐらいなら辛抱出来る時間です。

 でも出発当日体調が悪く咳が出て、ほんと辞めようかと思ったぐらいでした。空港に行く前に医者に行き薬をもらいました。でも咳止めの薬は3日分しか出ないとの事。薬が入って来ないらしい。何処の調剤薬局で もそうらしい。

 まぁ空港まで行けば何とかなるだろうと気安く考えてましたが咳がやまず、LCCのカウン ターに行って席替えをしてもらいました。1番後ろの席に変えてもらう事に出来 ましたが、1番安い運賃で予約していたので料金が発生するとの事。 そこで現金で払いますと言いましたが、現金はダメとカードでしか受け付けてもらえませ ん。

 今の清算は殆どカードでしか決済は出来ないのかなぁって?  年寄りにはやっぱり辛いです。僕が遅れているのか? 今世間ではそれが当たり前なのか? 社会においていかれそうです。

 前回北海道に行ったのは50年ほど前で、大阪から北陸回りで青森に行き、青函連絡船に乗っ た記憶があります。 それに比べてLCCで席は狭いですが時間は短く楽です。宿は新札幌でとりました。その新札幌が僕の頭の中では札幌の近くにあると思い込んでいたのが間違いで、ダメですね。ホテルに電話して聞くと札幌からJRで空港寄りにあると。 1人旅の寂しいとこです。知らない土地を旅する時は少しは下調べが必要かも? と。

 札幌の街は道路も広くて綺麗な街でした。ボランティアガイドの人に話しを聞くと、7月 から9月が気候も良く一番いい時期との事、次はその時期に来て下さいと 。ちょっとビックリしたのは地下街の広い事、冬が寒いので地下街が発達したのでは、と思います。

 北海道で行ってみたいと思っていたのが、日ハムの「エスコンフィールド」。最寄りの 駅北広島から行きました。バスで15分ほどでの高台に美しい新しい球場があり、見学するにはお金はいらないのにはちょっとビックリ、野球やら催事の時はもちろん要 りますが。まだ真新しいので綺麗な球場でした。見学を希望すると球場内をガイド付きで案内してもらえます。行った日はナイターがあるので朝で終わってしまい残念。グランドの中にも入れるそうです。

 小樽はお寿司屋が多い街との事でした。 確かに多かったです、ホテルの人が色々と小樽の寿司屋さんの事を話してくれました。 そして店を紹介してもらって食べに行きました。値段はそれなりでした 。まあまあかなぁ。

 9月の初めに富山の八尾に行って来ました。LCCではなく大阪から敦賀までサンダーバー ドで行き、富山までは北陸新幹線で、そこから高山線で八尾に行きました。 十数年前に嫁さんとおふくろと3人で行き、何故か懐かしく感じていたのでぜ ひ、おわら風の盆をもう一度と、思ってました。嫁さん、おふくろも亡くなりましたが、おふくろはよほど楽しかったのかよく話してくれました。

 ただ八尾の街はJRの駅から坂の上にあるので歩き疲れました。歳です。 おわら風の盆の音色はいいです。

 翌日は高岡から氷見線で雨晴に行きました。美しい海岸線でした。雨晴しの道の駅から 見る景色は、夏の海で久しぶりの景色でよかったです。 殆どの人達は車でやって来ています。JRだと便も少なく便利は悪いです。道の駅から 雨晴らしの海岸線がよく見え、いい場所です。

 コーヒーを飲みながら景色を楽しんでいると、隣りに座った夫婦が望遠のカメラで景色を撮ってます。福井から日帰りでドライブを てますと。 テーブルに何か数字が書いてあるので聞くと、目の前を通るJRの時刻表との事で、その列車と海、立山連峰のシャターチャンスで、撮り鉄にはいい場所のようです。

  秋の10月の下旬に角館から弘前、秋田に行って来ました。関西からだと東北は少し縁遠 いところです。仙台までLCCで行き、盛岡で一泊して翌日角館に行きました。 武家屋敷で有名な観光地です。ここも外国の人達で溢れてました。

 僕は角館から鷹の巣までの秋田内陸縦貫鉄道に乗るのが旅の一つの楽しみです。 秋の紅葉も楽しみでしたが、緑で紅葉の気配は全くなかったです。景色のいい場所では列車がスピードを緩めたり止まったりして楽しませてくれます。列車の中は撮り鉄の方が多く乗ってました。 紅葉の時期でなかったのは残念ですが。 弘前に向かう奥羽本線からの景色は、線路の両わきにはりんご畑が連なり、りんごがたわわ になっていたのが印象的でした。

 翌日は弘前から五能線に乗って秋田に行こうと思って朝、弘前のみどりの窓口に行き海 側の席を希望したのですが、すでに満員との事で、五能線に乗る事をまたの機会に。たぶ んもう来る事は無いと思いますが。 それで奥羽本線で秋田に行き一泊しました。駅前のホテルで便利が一番です。

 翌日朝食を食べに一階に。僕はいつも朝はパンです、そこで賄いのおばさんがご飯を勧 めてくれます。絶対に美味しいから食べて下さいと、えらく言ってくれます。それならば お言葉に甘えて頂きますと、お盆に乗せてもらって惣菜と一緒に頂きました。すると賄いのおばさんが言った通りで、間違いなく出来立てでビックリするほど美味しいかったです 。

 秋田小町って言ってましたが、炊き方が違うのかなぁって?  食べ終えて食器を返しに行った時おばさんに、美味しいかったよって言うと、おばさんはにっこりと。僕にとってもよかったです。地の人の話しは聞くものですね。

  秋田の竿燈を見せてくれる会館に行こうとバスに乗り、15分で着くと聞いていたのだけど、どこで間違ったのか着きません。バスの運転手の方に聞くと間違 ってるよと、運転手さんは親切に対応してくれます、秋田での印象は、賄いのおばさん 、運転手さん、観光協会の若い人。みんな親切にしてもらい感謝感謝。帰りは秋田新幹線こまちで仙台へ。 仙台から最終のLCCで関空です。

 今年(2025年)も年が明け、何処かにと行こうかと思ってます。 話しは変わりますが先日、幼な馴染の彼女が和太鼓の演奏会があるので来て欲しいと。吹田のホールに行って来ました。 太鼓の音色、パホーマンス。僕と同じ歳で、ほぼ2時間出ずっぱり。元気、元気、年明け早々ほんと元気をもらって帰りました。人生色々ありますが今が一番と思って!

                  

 

 

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                      (元編集支援グループ、山下 勝)