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新刊紹介 『未来への遺言 いま戦争を語らなきゃいけない』を前田浩智主筆、砂間裕之取締役が共著で=「日本記者クラブ会報」マイBOOK、マイPR転載(東京毎友会のHPから)

2024.08.22

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◆日本の針路 みんなで議論を

「未来への遺言」

 戦争を避けようとする構造が日本の中で弱まっているんじゃないか。言いようのない危機感が出発点でした。だったら、戦争から目を背けず、いま一度語り合ってみよう!そんなコンセプトで本書を刊行しました。ノンフィクション作家、保坂正康さんへのインタビューは7時間に及び、昭和史や戦争に関する重量感ある「遺言」のような知見を聞くことができました。混迷深まる世だからこそ、日本の針路をみんなで議論することを願っています。

――以下は出版した晶文社のホームページから

「未来への遺言――いま戦争を語らなきゃいけない」
著:前田浩智 砂間裕之 語り:保阪正康 定価:1980円(本体1800円)

 戦後80年を控え、戦争が同時代史から歴史へとなる前に――

 世界で争いが続く中、来年、日本は第二次世界大戦終結から80年という重要な節目を迎えます。戦争の記憶が薄れつつある現代において、戦争の実相を改めて語り継ぐことが必要です。本書では、膨大な戦争証言を基に昭和史を編み続けたノンフィクション作家・保阪正康氏をゲストに迎え、戦争に至った背景から現在の日本の状況までを深く掘り下げ、戦争を知ることの重要性と平和への道筋を明らかにしています。多くの方々に戦争の実相を知っていただき、戦争を経験していない世代にとっての平和の道しるべとなることを願う一冊です。

【目次】

はじめに

第1章 平和国家の変容と日本の現在地

忍び寄る戦争の影/戦後日本の共通基盤/再軍備を阻む構造/55年体制の崩壊/選挙制度と政治の構造変化/「安倍カラー」に染まった自民党 /反撃能力に関する岸田政権の対応 /戦闘機の輸出解禁/権威主義国家の台頭 /世界秩序の不安定化 /浮き彫りになった国際社会の分断線 /不寛容の先にあるもの/主な参考文献

第2章 太平洋戦争への道程と非戦のための記憶の継承

ロングインタビュー 保阪正康×前田浩智

1 愚かな選択

暴力を恐れた明治政府/あり得た5つの国家像/軍事主体となった背景/「主権線」と「利益線」/政府と議会の関係が変わった/戦争がビジネスに/第一次世界大戦でも/軍人の役割

2 戦争と皇室

明治政府による天皇の神格化/戦争回避を願う天皇/個人と天皇の一体化/天皇の戦争責任

3 「次の戦争」の現在地

現在の自民党は「保守」? /「護憲」だった後藤田正晴

4 二度と戦争をしないために

=東京毎友会のホームページから2024年8月20日

(トップページ→新刊紹介)

https://www.maiyukai.com/book/20240820