先輩後輩
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大阪ボランティア協会の能登半島地震被災地報告=増田宏幸さんのフェイスブックへの投稿から

2024.06.19

先輩後輩

 大阪ボランティア協会は能登半島地震の被災地・石川県七尾市で、被災地NGO恊働センターが開設した拠点(中島町・小牧集会所)を中心に支援活動をしています。このうち2024年5月末~6月初めの1週間の活動について報告します。
 報道を含めさまざま発信されていますが、やはり復旧・復興の歩みは遅々としているというのが実感です。小牧集会所には日本各地からボランティアが集まり、毎朝8:30からのミーティングで一日を始動。熱中症が心配な炎天下、土砂降りの雨の中でも懸命に活動しています。
 1週間の中で1日だけですが、奥能登・珠洲市の無料温水シャワー施設にも行きました。ここにはシャワー4基と洗濯機3台があり、満水で7トン貯められるプールを備えています。開設・運営はBIGUP(ビガップ)大阪です。行った日の現地スタッフは1人だけで、一緒に清掃や水汲み(といっても1日2トン以上)をしましたが、最低2人はいないとできない作業内容、作業量といえます。
 地域による実情の差はありますが、サポートするボランティアが全く足りません。被災者が直面する困難も、発災から半年近くたつにもかかわらず、さほど変わっていない印象です。現場を回りながら、自分たちがしている活動の外に、どれだけ多くの支援を必要とする人がいるのだろうと常に思わされました。資金面を含めた継続支援が必要な、現地の一端です。
 
        

◆6月27日に被災地支援のオンライン講座

 6月27日(木)7:30~8:30、「令和6年能登半島地震被地支援、わたしたちにできることを考える」をテーマにした第122回うめきた朝ガクがオンラインで開催されます。ゲストスピーカーは森本聡さん(社会福祉法人大阪ボランティア協会災害支援委員長、防災士、気象予報士)、定員35人。参加可能な方は、こくちーずプロからエントリーしてください。
※申込時にこくちーずプロ会員登録(無料)が必要です。
     (元事業本部局次長、大阪ボランティア協会理事・事務局次長、増田 宏幸)