2023.08.24
閑・感・観~寄稿コーナー~
大阪府豊中市岡町北3-13-7、豊中市立人権平和センター豊中3階展示室3で、写真展「占領下の大阪・関西」が開かれています。主催は豊中市と毎日新聞。2023年8月21日に見てきました。展覧会は9月29日までです。
毎日新聞大阪本社編、橋爪紳也・大阪公立大研究推進機構特別教授編著の写真集「写真図説 占領下の大阪・関西 昭和20年(1945)~昭和30年(1955)」から、20枚の写真を選んで展示しています。
主なものは▽1945年3月14日:大阪市・桜橋の空襲▽3月14日:避難所で握り飯を受け取る子ども▽45年10月13日:大阪市の焼け野原と焼け残った南海ビル▽46年7月4日:米独立記念日を祝う大阪市庁舎前▽46年9月:進駐軍にチョコレートもらう施設の子ども▽48年3月:「アメリカの友よ サンキュー ラ・ラ」の横断幕(ララ物資によって、脱脂粉乳とパンの給食が学校で実施された)▽51年4月1日:第27回センバツの始球式で、海兵隊のヘリコプターがボールを投下。
隣りの部屋では、「戦争の記憶」として、語り部の映像を流していました。また、「戦争と平和をめぐる現代史100年年表」を掲げた部屋もあり、軍人の持ち物や1トン爆弾などを展示している部屋もありました。私が行った時は残念なことに、私のほかには小さな子どもとお母さんの2人しか見みかけませんでした。
写真展は9月29日(金)までの9時~17時15分(日曜・祝日を除く)。入場無料です。
(元地方部・梶川伸)