2023.06.17
先輩後輩
暑い季節、お茶のペットボトルを飲み干した貴方!「伊藤園」の「お~い お茶」だったら、ラベルに記された俳句にご注目下さい。
「宇宙旅行 ちょっとそこまで 冬銀河」 網谷利一郎
という一句を見かけるかもしれません。
71年入社、中部報道部~東京社会部で、敏腕事件記者として鳴らし、さらに外信部に移って香港支局~北京支局と中国国内を渡り歩いた猛者、網谷利一郎さんです。静岡支局長を務めた後は一線に戻り、横浜支局管内の駐在勤務で、「最も多くの県版原稿を書く記者」として知られていました。
引退後はゴルフに麻雀に腕を発揮していましたが、本紙の「仲畑流万能川柳」に刺激されて、同欄に投稿を始めました。もともと「ダジャレの王様」でしたが、さらなる発展を目指して、近くの俳句教室に通い出し、訓練を繰り返していました。
昨年、「お~いお茶」へ投稿。同年末に1965万句のうち、ラベルに掲載される優秀句2000句の一つに入選しました。「お~いお茶」は年間生産本数350億本。
無論、本人の下には、ラベルに句と名前が刻印されたものが、百本単位で折々に届けられている、とのこと。私も飲み会の席で一本ゲットしましたが、句と名前が光り輝いて見えました。
単純計算で、今年一年で1750万本に網谷さんの句が載るわけで、まだまだ目にする機会が多々ありそうです。もし、見かけたら“ラッキー”と、同人の活躍を喜んでください。
(中部報道部~社会部時代からの後輩 清水光雄)
=東京毎友会のホームページから2023年6月8日
(トップページ→トピックス)
最近の投稿
2024.10.27
元外信部、経済部の嶌信彦さんが『私のジャーナリスト人生 記者60年、世界と日本の現場をえぐる』を刊行=東京毎友会のHPから
2024.09.18
新刊紹介 71入社、元長野支局員で元村長・伊藤博文さんが『あの世適齢期』を刊行=東京毎友会のHPから
2024.09.09
新刊紹介 95歳、元気でコラム執筆の元エコノミスト編集長、碓井彊さんが「日本経済点描 続々編」刊行≒東京毎友会のHPから
2024.08.22
新刊紹介 『未来への遺言 いま戦争を語らなきゃいけない』を前田浩智主筆、砂間裕之取締役が共著で=「日本記者クラブ会報」マイBOOK、マイPR転載(東京毎友会のHPから)