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MAINICHI NEWS

様変わり出稿デスク会~「明日の予定会議」もできました

2019.04.04

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 朝夕刊の降版時間にあわせて出稿する。新聞記者に身についた、そんな習慣が新素材管理システム「MIRAI」(ミライ)の導入で大きく変わりました。紙の時間ではなく、ネットで読まれる時間にデスクは原稿をリリースする。いわゆる「デジタルファースト」です。そこで「出稿予定主義」という改革のコンセプトを取り入れ、「明日の予定会議」ができました。

 「明日の予定会議」は毎日午後5時、大阪―東京―名古屋―福岡とテレビ会議で結んで、MIRAIに集まった次の日の出稿予定をもとに協議します。翌日、デスクは出稿予告時間通りに「出稿予定」という「船」に、素材(記事、写真、図版)を載せていきます。MIRAIいう「プール」に浮かぶ、素材が載った「船」から、デジタルや紙面編集者が思い思いの時間に素材を引き上げて使用する。そんなイメージです。

(出稿会議の様子)

 

 ネットで読まれる時間は①朝の出勤時間②昼の休憩時間③夕刻の帰宅時間――の三つの時間帯です。交番が中心となって狙い撃つその時間を調整(タイムキープ)して、戦略を考えていきます。

 一方、新聞の出稿会議は現在、夕刊が午前9時、朝刊は午後2時半から行っています。電話の専用線ではなく、テレビ会議システムを使って、紙面の扱いを中心に議論しています。

 MIRAIでは、素材に直しがあっても紙は使いません。すべての原稿は上書きで更新されていきます。原稿は世の中にただ一つ、紙の直しを大量にコピーして配り、FAXする時代は終わりました。編集局から紙は大幅に削減されつつあります。