2022.09.08
先輩後輩
金曜日朝刊2面の連載コラム「金言」(kin-gon)の筆者・小倉孝保論説委員の最新刊。
日刊ゲンダイに連載した「伝説のストリッパー一条さゆりとその時代」が基だが、大阪社会部の街頭班(サツ回り)時代に、釜ヶ崎で生活保護を受けて1人暮らしをしていた晩年の一条さゆりを知って、インタビュー取材をしたのがそもそもだ。
一条さゆりが1997年8月3日60歳で逝去、その訃報を社会面に載せ、全文1742字にのぼる評伝?も執筆した、と日刊ゲンダイの連載にあった。
おもろいネタは、食い尽くす。大阪社会部「街頭班」精神の発露である。
小倉さんは、88年入社。カイロ支局長→ニューヨーク支局長→欧州総局長→外信部長→編集編成局次長。
外信部長の先輩・大森実さんを自宅でインタビューして『大森実伝—アメリカと闘った男』(毎日新聞社2011年刊)を出版したのをはじめ、著書多数。『がんになる前に乳房を切除する—遺伝性乳がん治療の最前線』(文藝春秋2017年刊)で日本人として初めて英外国特派員協会賞を受賞している。
(堤 哲)
『踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代』は講談社刊、9月1日発売。定価2200円(税込み)ISBN:978-4-06-529255-6
=東京毎友会のホームページから2022年8月31日撮影
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