先輩後輩
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創刊150年記念寄稿 東京日日新聞の創刊号から(堤 哲) 

2022.02.23

先輩後輩

 まずは「東京日日新聞」の創刊号から。

 1872(明治5)年2月 21日付である。『毎日新聞百年史』からコピーした。横いっぱいの題字と、左脇の奥付は、濃い茶系統の色刷りである。予めカラー印刷した和紙に、本文を木版で彫って、モノクロ印刷した。

 全体の大きさは横1尺5寸(45.5cm)縦1尺5分(31.8cm)。題字は左右1尺2寸5分(38cm)幅1寸1分5厘(3.5cm)。3段にわたる本文の外枠は横1尺 1寸8分5厘(35.0cm)縦7寸8分9厘(23.9cm)。全文 1239字などとやたら詳しい。

 では、何が書かれているのか。真ん中のイラストは、米ソルトレーク市の風景である。岩倉使節団、のちに社長となる福地源一郎(桜痴)からの報告だ。
 この創刊号を現代的に編集した紙面を、創刊110 年特集でつくっている。1982(昭和57 )年2月 21日付である。

                                 (堤 哲)