2020.01.15
閑・感・観~寄稿コーナー~
2019年10月26~27日、子供たちがお世話になったNPO法人チャレンジクラブの小学生と一緒に、琵琶湖サイクリングに行ってきました。
チャレンジクラブは、「高学年の子供たちにも豊かな放課後を」と30年前に保護者が作ったNPOで、小学5、6年生と中学生が所属しています。我が家の大学3年生の娘と高校2年生の息子もそれぞれ5年間お世話になりました。
2泊3日での本格的な登山、自分たちで稼いだお金で中学生だけで行く青春18きっぷの旅、夜通し35㎞をただ歩くナイトハイクなど、ダイナミックな行事が魅力です。1泊2日のサイクリングは小学部最大のイベントで、子供たちが話し合いで行き先を決めます。保護者も参加できるため、「仕事辞めて暇やろ?」と現役保護者に誘ってもらい、参加しました。
小学生16人、スタッフ4人、OG含めた保護者10人の大人数で朝7時半に地元の大山崎を出発しました。大人は2~3人ずつに分かれて子供のグループについて行きます。途中伏見で寺田屋の前を通ったり、鳥せい本店横の名水でのどを潤したりしました。
山科辺りからは、上り坂が続いて苦しい。子供も大人も自転車を押す人が大半でした。しかし、私は元来の体育会系根性がむくむくと沸き上がり、降りたら負けや!と自転車をこぎ続けて逢坂峠へ。ここには逢坂の関記念公園があります。蝉丸の歌で有名ですが、実際の逢坂の関の場所は明らかになっていないそうです。
そして湖西の琵琶湖疎水始まりの地点を通り、唐崎神社でレイクビューを眺めて昼食。琵琶湖大橋でまた上りが続き、やっと着いたてっぺんの高さに恐怖を感じながらも最高の景色を堪能しました。
やがて野洲のキャンプ場に到着。子供も大人も自分たちでテントを張ります。私たちもおばちゃん3人でなんとか張り終え、少し休憩の後、30人で夕食の鍋やバーベキューを囲みました。久しぶりのわちゃわちゃとした雰囲気がとっても楽しい!子供たちが「お代わりください」とお椀を持って来るのに、「いっぱい食べや」と言いながらよそってあげるのも楽しい!テント泊も久しぶりで楽しい!
翌日はさざなみ街道をひた走り、瀬田川を南下。ちょうど放水中の天ケ瀬ダムを見学し迫力に圧倒され、宇治でにしん茶そばや抹茶ソフトなどを味わって、往復120㎞超の道のりを全員無事に帰ってきました。
車で行ったことのある場所、電車だと2時間もあれば往復できるような知っている場所に自転車で行くのは、また違った楽しみがあるんだなあとつくづく思いました。なにより小学生がかわいかった!次回も行きたいと思っています。
(元営業本部・工藤 由季子)