2019.12.04
先輩後輩
11月24日付毎日新聞「今週の本棚」で紹介された。
——「平成・失われた30年」をもたらした「科学研究力の失墜」はなぜ起こったのか?「選択と集中」という名の「新自由主義的政策」および「政治による介入」の真実、および疲弊した研究現場の実態、毎日新聞科学環境部が渾身のスクープ!
本の帯に山極寿一・京都大学長が「日本の学術に輝きを取り戻す必読の書」とのメッセージを寄せている。
これは毎日新聞出版社のHPにある惹句だが、以下は内容紹介である。
——かつて日本は「ものづくり」で高度経済成長を成し遂げ、米国に次ぐ世界第二の経済大国になった。しかし「ライジング・サン」「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われたころの輝きはもはやない。日本メーカーが力を失い、経済が傾くのと並行して、大学などの研究も衰退している。政府による近年のさまざまな「改革」の結果、研究現場は疲弊し、大学間の格差も広がった。どうしてこんなことになってしまったのか。それなのになぜ政府はまずます研究現場への締め付けを強めようとしているのか。そうした問題意識から、われわれの取材は始まった。(本文より)
連載「幻の科学技術立国」は、2018年4月から19年5月にかけて4部構成で掲載された。取材班のメンバーは、西川拓(デスク)、須田桃子(キャップ)、阿部周一、酒造唯、伊藤奈々恵、斎藤有香、荒木涼子。
(1,500円+税、毎日新聞出版社)
(堤 哲)
=東京毎友会のホームページから(2019年11月27日)
(東京毎友会→お知らせ→新刊紹介)
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