先輩後輩
SALON

OBの季刊同人誌『人生八聲』が20巻の記念号に(東京毎友会のHPから)

2019.10.10

先輩後輩

 元主筆、木戸湊さんが提案して5年前から有志で発行している季刊の同人誌『人生八聲』が2019年10月発行の秋季号で20巻に達しました。毎日新聞OBを中心に、現役時代に書き残した話やリタイア後の生活記録など毎号20数人が執筆し、多彩な内容となっています。

 20巻の執筆者を、目次を転載して紹介すると――

アフガニスタンに愛をこめて その六 堀川 ひろ子
バック・ギア            香水 敏夫
「女王」はなぜクリクリ坊主に      長岡 民男
玉山とカムチャッカ 斎藤 清明
北海道 地名探り―⑳  佐渡 征昭
中国旅行 なか むろ太
ニュースコラム・イン・ハワイ 高尾 義彦
ある先輩記者の「図書館」 阿部汎克さんを偲ぶ 永井 浩
当番弁護士制度を支援する会・大阪 津村 裕子
杖ともに(その十五) 木戸 洸
京の美味礼賛 家村 隆子
随筆「文・ぶん・ブン」の(十五) 〝大権の行方〟 さぎさか れん
原爆ドーム、丹下健三、ヤン・レツル、宗像政、市川崑(第二回) 高谷 尚志
ツィッター俳句 「続無償の愛(一五)」 河 彦
万博提案(4) タイム・カプセルの収納品について 東方 洋雄
BC級戦犯を考える(Ⅱ) 2つの「聖地」──戦犯と特攻 朝野 富三
2500年前の「悩み」 神谷 周孝
AI(人工知能)とビッグデータ 北畠 霞
「運命」の思い出 川鍋 亮
ならしの日記(20) 勝又 啓二郎
遺伝子の意思 保苅 文雄
鳳便り 15 鳳 蘭
「馬のもの言い事件」 調書を取られた江戸町民三十五万人 仁科 邦男
北の国から 築二十年の悲劇 福岡  洋子
やりましたホール・イン・ワン Ⅰ DID IT Ⅱ 宗岡 秀樹

 馴染みのない名前もあるかと思いますが、木戸さんの友人・知人なども参加し、元宝塚の鳳蘭さんは「毎日スポーツ人賞」の審査員を務めてもらった関係などから、参加していただいています。その木戸さんですが、今年1月に脳梗塞で左半身が不自由となり、リハビリの日々で、目次に名前のないのが残念です。
(なか むろ太は石井公明さん、さぎさか れんは山藤簾さんのペンネーム。河彦は高尾の俳名。常連の吉川泰雄さんは今回お休み。大島幸夫さんはボストンマラソン参加などの機会に随時)

 発刊当初から、東京五輪・パラリンピックまでは継続すると申し合わせ、少なくとも2020年中は発行すべく同人一同、「書くこと」に意欲を持続しています。「書くこと」を通じて、現役の記者たちにも頑張って欲しいとのエールも込めているつもりです。

 20巻の大きな区切りを機会に、全巻=写真=を揃えて国立国会図書館に近く寄贈する計画です。毎日新聞出版など出版社の場合、国会図書館への納本義務がありますが、同人誌や自費出版などは、自主的に寄贈する必要があります。印刷は株式会社毎栄=創刊時は毎日新聞東京センター=にお願いしており、公共的な施設で永久保存してもらいたいと願っています。

 秋季号など多少の余部があります。発行は寄稿者が必要経費を出し合って賄っており、ご希望の方には1部1000円でお送りします。残部の範囲で対応しますので、次のメールアドレスにご連絡ください(高尾義彦)。 yytakao@nifty.com

『人生八聲』の20巻