2024.12.03
元気に集まりました!
「『愛の手』記者と語り合うこれまでとこれから」が2024年11月30日、東大阪市リージョンセンター夢広場多目的ホールで開かれました。家庭に恵まれない子どもたちに新しいお父さん・お母さんを見つける連載記事「あなたの愛の手を」が3000回を達成し、家庭養護促進協会とタイアップした活動が60年を迎えたことを記念した講演会・シンポジウムで、聴衆は約80人でした。
会は2部構成でした。第1部は田中健吉社会部長のあいさつで開会。 北海道報道部写真グループ専門記者の貝塚太一さんが「1枚の写真の力」と題して講演しました。貝塚さんは2002年に大阪本社の写真部員として入社しましたが、部を超えた交流ですぐに社会部に移り、「愛の手」も約1年間取材しました。体験を踏まえ、「レンズの先に未来のお父さん、お母さんがいる、という重圧があった」「写真を撮る時、子どもが心を開くまで時間をかけた」などと語りました。
第2部は協会の職員の司会でシンポジウム。貝塚さんのほか、愛の手を担当したことのある斉藤貞三郎さん(社会部)、藤田文亮さん(大津支局長)、青木絵美さん(西部本社社会部デスク)が、取材の思い出や、その後の記者活動に与えた影響などを披露しました。
会場には取材経験のある勝野俊一郎さんも姿を見せました。紹介されると、勝野さんが取材した子どもの里親さんも会場にいて、偶然の出会いが実現しました。
式の後には“第3部”がありました。「愛の手」担当の現役記者とOB記者計8人と協会の職員が、取材のこと、年末の愛の手チャリティーオークションのことなどをあてに、一杯飲む懇親会です。年末には協会が主催する子どもたちのクリスマス会が開かれます。その際、愛の手担当記者がサンタクロース役を務めるのが恒例ですが、懇親会にはサンタ経験者が4人もそろい、クリスマスを先取りしたにぎやかな夜になりました。
(元地方部、梶川 伸)
。