2024.11.20
元気に集まりました!
毎日あゆみ会(毎日新聞労組大阪支部OB会)の秋の日帰り行事「神戸港の源流『兵庫津ミュージアム』」が11月13日、会員14人が参加して開催された。
絶好の行楽日和に恵まれ、JR神戸駅に皆元気に集合。神戸市営地下鉄海岸線に乗り、1駅先の兵庫県立兵庫津ミュージアムへ。2年前にゆかりの地にオープンした同施設は、奈良時代に僧行基が開いた「大輪田泊」にルーツを持つ港「兵庫津」の千年余の歴史を映像を駆使して紹介、隣接地に明治維新時の初代兵庫県庁舎が置かれた旧大坂町奉行所兵庫勤番所(木造平屋)が復元されている。
展示などによると、兵庫津は明治以降、東側に開港した神戸港に主要港湾機能が移るまで、古代から畿内の玄関口として栄えた。平安時代末には北隣に福原京を開いた平清盛が日宋貿易の拠点に、中世は日明貿易の窓口になり、国内港として当時1、2の繁栄を誇った。参加者らは、江戸時代は北前船の発着点として司馬遼太郎著『菜の花の沖』の主人公、海商、高田屋嘉兵衛が店を構えるなど、約2万人が暮らしたという兵庫津の栄枯盛衰の歴史に思いをはせ、熱心に見入っていた。
初代県庁舎ではボランティアガイドの案内で、神戸事件の外交交渉を担った初代知事伊藤博文(初代総理大臣)の執務室なども見学した。この後、再び地下鉄海岸線で移動し、現神戸港近くの旧居留地内の四川料理店で昼食。マーボ豆腐などに舌鼓を打ち、野路光雄事務局長の司会で近況を報告。80歳以上が半数を占める参加者らはアルコールも入り、久しぶりの交流を楽しんだ。
参加者は次の皆さん。大石英明、大石照代、岡本正、奥村富男、瓶割安良、神崎勝、酒井榮二、佐藤正男、野路光雄、野村純、藤田昭彦、古里洋聿、三宅義信、山梨博
(世話人・山梨博)