元気に集まりました!
OB EVENTS

あゆみ会日帰り行事「東本願寺枳殻邸」に13人参加

2024.04.01

元気に集まりました!

 毎日あゆみ会・春の日帰り行事「東本願寺の庭園・渉成園枳殻邸」は2024年3月27日、会員13人が参加して開催された。菜種梅雨が続いた天気も久しぶりに陽光に恵まれ、JR京都駅前のバス乗り場は長蛇の列で大混雑。午前10時30分、JR京都駅から徒歩10分の東本願寺・御影堂の門前に元気な顔ぶれが集まった。

 京都支局で宗教担当をされていた案内役の山梨博さんから、東本願寺の歴史と浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の御真影が安置されている御影堂についての説明があった。奈良の大仏殿よりも大きく、世界最大の木造建築で2019年に国の重要文化財に指定されており、巨大な建物に圧倒された。時間が早く内部に入って参拝する事は出来なかった。

 この後、東側の路地を約200メートル行くと渉成園に着く。目の前に臼や石橋、礎石等で積み上げた高石垣と枳殻邸と名のついた由来の大きなとげのある「からたち」の生け垣が目に止まる。パンフレットを手に庭園北口から入園すると、歴代の法主(現在は門首)の隠居所として使われてきた約1万坪の庭園が広がる。

 お目当ての桜は3月に入って寒の戻りが続いたため、開花が大幅に遅れ、残念ながら「つぼみ」で、代わって真っ白なユキヤナギが満開。早速、広大な印月池をバックに記念撮影。詩仙堂を開いた石山丈山の作と言われている、東山を借景とした池泉回遊式庭園を散策する。池の周囲には様々な茶室や書院、座敷が配置され、池に架かる古い木橋など風情ある景観にしばし佇み、カメラに収める。

 1936年に国の名勝に指定。例のお東紛争では、大谷家側が売却し、ホテルの建設計画が浮上、存続の危機もあったが、紛争で実権を握った東本願寺内局側が大谷家の借金を肩代わりして売却話を白紙に戻し、残すことが出来た。近年、一般に公開されるようになり、京の街中に残る静かな庭園として、隠れた名所となっている。1時間半の見学で久しぶりに爽やかな気分を満喫した。

 この後、JR京都駅ビルのがんこ寿司で昼食・交流会を持ち、太田正隆さんが「いつまでも健康で」と挨拶、ビールで乾杯した。淡泊な味の京料理を味わいながら会話とアルコールが進んだ。

 交流会では各自から現役時代の思い出や近況報告があり、毎友会のホームページやセンバツの高校野球の観戦、厳しい会社の経営状況、老人会の世話、ゴルフ上達への挑戦、病魔との闘い、現役時代の苦い経験、取材で得た貴重な体験など話が尽きず有意義な交流会だった。

 参加者は次の通り。石子光友、太田正隆、岡本正、奥村富男、小野喬啓、神崎勝、酒井榮二、佐藤正男、田居哲夫、野路光雄、野村純、古里洋聿、山梨博

 

 毎日あゆみ会とは1998年に毎日新聞労組大阪支部などの支援を受けて、組合役員経験者を中心にした発起人会の呼びかけで発足したOB会。毎日新聞の旗の下、一緒に働いた者が職域を超え、職制にこだわらない気楽な親睦会を目指している。関連会社や食堂、信用組合、書記局などで働いた仲間も入れて225人でスタート。毎友会とは共存共栄を目指し、春・秋の日帰り行事や文集の発行、生きがいクラブなどの活動を通じて親睦を深めている。300人を超えた会員も26年経過して、物故会員が増え、現在会員は250人。会に入会して交流を楽しんで下さい。お待ちしております。

                      (事務局長・野路光雄)