閑・感・観~寄稿コーナー~
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定年後クッキング(2)コーヒー自家焙煎の奨め(辻 哲郎)

2026.09.01

閑・感・観~寄稿コーナー~

 「定年後クッキング」と題したコーナーを新設しました。

 定年で時間の余裕ができ、料理とは縁のなかった男性も、キッチンに立ったり、「男の料理教室」に通ったり、そんな話をよく聞きます。また、簡単な料理をしてみたい、と考える人も多いのではないでしょうか。女性もまた自由がきくようになって、新しい料理に挑戦する人もいるでしょう。

 そこで、だれにでもできる簡単な料理を、毎友会の会員同士で教え合うことにしました。それが「定年後クッキング」です。料理の名前と写真、レシピをお寄せください。料理にまつわるエピソードや短いエッセーをつけるのも歓迎します。

 料理の名前と写真、レシピさえ揃っていれば、書き方は自由です。どしどし寄稿をお願いします。あて先は梶川伸のメールアドレスに。shinmafuyu@nifty.com

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定年後クッキング(2)コーヒー自家焙煎の奨め

 元々カフェ中毒だったのですが、山でテントの横でコーヒー焙煎をしているのも見て興味を持ったのが始まりで、数年前から自家焙煎をして楽しんでいます。

 コーヒー豆って高くなりました。焙煎済の豆200gで相場は800円以上ですが、生豆だと高いスペシャリティー豆でも600円程度。普通のクラスなら500円程度で買えます。なによりも自家焙煎ですと、「苦味」「酸味」のコントロールが出来るので、コツさえつかめば簡単に自由に楽しめます。8年前から最初は手網焙煎、最近はIHコンロ+手鍋で焙煎をしています。

 手網焙煎の時はアウトドア用ガスコンロを使って、外気温が一定な風呂場で焙煎していました。火力の調整が難しかったのですが、現在のIHコンロと手鍋[写真右]を使うようになってからは安定して品質を保てるようになりました。

<用意するもの>

手鍋(IH用)+ガラス蓋(空気抜き穴有り)、竹ザル、

計量器、生豆(180g)

180gにしたのは、焙煎後(150g)の収納容器の容量制限のためです。コーヒーを30g弱使うので、概ね5回分焙煎します。

<焙煎手順>

1.鍋をIHコンロ「5(弱)」で30秒予熱します。

2.生豆を投入しガラス蓋をして時々揺すります。

3.最初の3分くらいで豆から水分が抜けていきます。

  5分頃から香り・煙が出て色が変わっていきます。

  6分からIHコンロ「6(中)」に上げて鍋の振りを多くします。

  7分ぐらいから豆が焙煎熱で茶色に変わり、煙の量が増えます。

  8分過ぎから「パチパチ」という「1ハゼ」音が出てきます。

4.9分でIHコンロ「5(弱)」に戻し、一度ガラス蓋を開けて圧力と熱を少し逃がします。

  10分過ぎに「1ハゼ」音はほぼ止まりますが、そのまま続けて鍋振り(焙煎)を続けます。

5.11過ぎから少し小さい「2ハゼ」音が始まります。

6.(私は)12分秒で焙煎を止め、ザルに豆を広げて「冷却」「チャフ飛ばし」します。(冷却後は右写真参照)

<焙煎度合>

 現在、「ハイロースト」という状態にしていますが、焙煎時間を30秒前後させて何度か試しました。30秒短い(ミディアムロースト)と少し酸味が強すぎるようで、30秒長い(シティーロースト)と酸味が無さすぎて物足りないと感じる事がありました。

 このあたりは実際に焙煎してみて好みの味にしていただければと思います。

 今の焙煎度合ですが、(家のペーパーフィルター+コーヒーミルを使って)抽出の温度で苦味や酸味の調整がしやすいので、当分はこのままで以降かと考えています。

<コーヒー生豆の調達>

 生豆の調達は、当初からアマゾン経由で5キロ箱を購入しています。始めた頃は1万円弱でしたが、今は200%近くになってしまいました。だいたい5ヶ月で1箱無くなります。私はブレンドしませんので単一豆の購入ですが、この世界には30キロ〜60キロの麻袋で複数購入されている方もいるようで、大概は「定年後の楽しみも兼ねて」焙煎豆の販売をされているケースもちらほら。

 以前は、南米産コロンビアを使っていましたが、最近はアフリカ・エチオピア産の豆を購入しています。エチオピアはコーヒー原産の国で、現在買っている豆も原生種で、一応「モカ・イルガチャフィ」という生産地特定品種です。少し大きさにバラつきはありますが、コーヒールンバを聴きながら楽しく焙煎出来ています。

<コーヒー焙煎後の保管>

 焙煎後は、密封できる容器(私はアウトドア用の飲料容器)に入れて保管しています。焙煎容器は2つあって、焙煎後は容器で保管しておき、前に焙煎した容器の豆を飲むというローテーションを行っています。これは焙煎後の豆はガスが安定していないため、少し置いておくと良いよという話を聞いたからで、実際に比較して確認したわけではありません。

 また、保管は冷蔵庫では無く、暗いレコードケースの中に置いています。大量(500g以上)では無いので、問題無いと思っています。

<その他>

 ペーパーフィルターでコーヒー抽出していますが、大事な事は精度の高いミルを使用する事だと気付きました。金属筒状のハンドミルを使っていますが、皆さんもぜひ評判の良いミルをお使い下さい。随分味の安定度がかわります。

                         (制作技術局OB、辻 哲郎)